2013年、和食が無形文化遺産に登録されましたが、
和食ってマナーが細かくてわからないっていう方、多いのではないでしょうか。
全部は知らなくてもいいかもしれませんが、基本的な事はいざという時に役立つかもしれませんね。
今日は特に器の扱い方をメインに、基本的なマナーをご紹介します。
うつわの扱い方
大きいお皿や重いお皿以外は、手で持って大丈夫。
よくやりがちな手皿はマナー違反ですので、小皿があれば小皿を持つか、懐紙を受け皿がわりにします。
女性のみなさん、口紅はどうしていますか?
うつわに口紅がつかないよう、食事前に軽く拭うのも、女性ならではのマナーです。
お吸い物のいただき方
お吸い物のうつわ、蓋はどうしようか、食べ終わったらどうするのが正しいのか、
疑問に思ったことはありませんか?
まず、片方の手でうつわを抑え、もう片方の手で蓋をあけます。
蓋をあける際、自分の方に蓋の内側を向けます。
最初に汁をいただき、その後、箸で一口大に切ってから具材をいただきます。
その際、蓋を手皿変わりにしていただいてもOK。
食べ終わったら蓋を閉じます。
食べ終わった後、蓋を反対にしている方もいますが、
これはマナー違反ですよ。
箸の使い方
渡し箸、涙箸、さぐり箸、迷い箸、寄箸、刺し箸
これらは全てマナー違反です。
知らず知らずに、マナー違反の箸の使い方をしていませんか?
特に、渡し箸なんかは多く見かけますよね。
箸置きを使用すると、箸置きに置くようになるので、オススメです。
種類も豊富なので、食卓のアクセントにもなります。
割り箸の場合、割るときは縦に持つのではなく、水平にして割るようにします。
これは隣の人にぶつからないようにするため。
食べ終わったら袋に戻すこともお忘れなく。
袋の端、1/3を折る事によって、使用済み、とわかります。

食べ終わったお皿はどうする?
お皿を重ねている方もいらっしゃるかもしれませんが、これはNG。
これをしてしまうと、いいお皿を使用していない、という意味にとられてしまうので
ご注意くださいね。
マナーってよくわからない、という方も、
基本的には、キレイに食事をするため、また、周りの人に迷惑をかけないようにすることが目的です。
これを念頭に置いておくと、自ずとマナーを守れるのかもしれません。