
11月には文化の日がありますね。
それに関連して、11月は文化祭の盛んな月でもあります。
これって海外にはあまり見られないイベントなんですよ。
一度は廃れかけた?

数ある学校行事の中でも特に人気が高いのが体育祭や文化祭。
特に、文化祭はクラスや部活ごとに展示やお店を出したりして一般の方と一緒に楽しむことができます。
そのため毎年力をいれているという人も多いでしょう。
何をするのか決めるだけで、準備の段階からもうわくわくしてきます。
ところで、文化祭はいつから始まったのか。正確な時期はわかっていませんが、大まかに言うと戦後からでした。
戦前や戦争中は自主性や創造性を重視するような活動はあまりなく、ともすれば不謹慎だと睨まれかねない状況でした。
戦後になると、だんだん部活動が高校の間で浸透してきます。
部活動をすれば、当然その日頃の成果を発表する場が必要になります。
そうして文化祭ができたのです。
当時の文化祭は今のように大がかりなことを行っていたわけではありません。
クラスでの参加もあまりなかったそうです。
やがて、時代は学歴重視の流れになります。
受験戦争が過熱し、とにかく勉強が最も大事である!という風潮が広まっていきました。
実際、いい大学、有名な大学に合格して卒業すれば就職には非常に有利になったとか。
そうなると部活動に割く時間も減り、文化祭のような行事はおろそかになっていきます。
そのことを憂慮した学校側が、文化祭に部活動だけではなくクラスでも参加させるようになりました。
文化祭は少しずつ活気を取り戻してゆき、その後学生運動の時期やバブルの時期を経て、現在にいたります。
それぞれの学校の色が出た個性豊かなイベントに発展しました。
パーティーはあるけど…

日本の学校での文化祭のことを知った海外の学生たちは多くが驚き、羨むようです。
海外の学校には日本の文化祭のような行事はあまりないのです。
しかし、それと少しだけ似ているイベントはあります。
アメリカでは、「ホームカミング」と呼ばれるものです。
ホームカミングは、年に一度学校の卒業生を招待して在学生とともに楽しむパーティーのことです。
出店などがあるわけではありませんが、みんなドレスやタキシードで着飾ってダンスをしたりフットボールの試合を開催して盛り上がったりします。
また、有名なところではプロムがあります。プロムはアメリカやカナダなどで行われるダンスパーティーです。
主に高校で開催されますが、大学でやるところもあるようです。
こちらも一大イベントで、男女ともに華やかに正装して望みます。
終わりに
文化祭は日本では当たり前ですからなんとも思っていませんでしたが、貴重なイベントだったんですね。
海外のダンスパーティなども楽しそうですが日本人の高校生にはハードルが高いかも…?
¥2,400
よく和食器に用いられる伝統柄「青海波」がモチーフになった小皿と、レトロなドット絵で表現した富士山と千鳥柄の小皿の3点セット。レトロかわいい食器は喜ばれること間違いなしです。