最近急に寒くなってきましたね。暑いときは外に出たくないものですが寒いと寒いで出たくない…。
でも、空気が冷たくなると夜空はとってもきれいに見えるんですよ。
豊穣に感謝
今年の十五夜は10月4日でした。もう過ぎてしまいましたが皆さんはお月見しましたか?
十五夜とは旧暦の8月15日の前後に訪れる満月を見て、その年の収穫に感謝したり次もまた豊作でありますようにと祈る行事です。
旧暦の8月15日は一年で最も月が美しいとされています。
もとは中国の唐の時代から行われていたもので、日本に伝わったのは平安時代のことです。
中国では次第に夜通し宴会をするなど賑やかなお祭りになっていったのに比べ、日本はどちらかと言うと静かに月を愛でる傾向にあったようです。
貴族などは舟遊びとして水面やお酒の盃の中にに映った月を眺めて楽しんだとか。
お供えするのは、中国では満月を表す月餅です。
対して日本は、農業でとれた作物などを供えます。
供えたものは、食べることによって神様との結びつきが強くなるため食べても良いということになっています。
うさぎはみんなのお手本

お月見をしていると月の表面の模様が気になってきませんか?
模様に見える黒っぽい部分はクレーターではなく「海」と呼ばれるものです。
黒い岩でできている部分だから黒っぽく見えているのです。
模様を見て、よく「月にはうさぎがいてお餅をついているんだ」と言われていますが、目をこらすとたしかに何となくそんな風に見えてくる気がします。
どうして月にうさぎがいるということになったのでしょうか。
それは、インドの神話に由来していたようです。
昔、狐と猿とうさぎが3匹で暮らしていました。
3匹は、自分たちが獣の姿でいるのは前世で何か悪いことをしたためだと思っていました。
そこで、人の役に立つことをして来世は人間になりたいものだと日頃から話し合っていました。
そのことを知った帝釈天(仏教の神様)は、おじいさんに姿を変えて3匹の前に現れます。
そして、とても疲れていてお腹も空いているので何か食べさせてほしいと3匹に頼みました。
これで人の役に立つことができると喜んだ3匹は、それぞれ食べ物を探しに行きます。
しばらくして3匹は戻ってきました。狐と猿は食べ物をとってこられましたが、うさぎだけ何もとってこられませんでした。
うさぎはもう一度行ってくるから火を焚いて料理の準備をして待っていてほしいと頼みました。
しかし、一生懸命探してもどうしても食べ物が手に入りません。
再び手ぶらで戻ってくることになったうさぎは、自分には食べ物をとってくる力がありません、代わりに私を食べてくださいと言うと焚いてあった火に飛び込みました。
それを見た帝釈天は元の姿に戻ると、狐と猿に向かってお前たちの優しさが分かったので来世は人間にしてあげようと約束しました。
死んでしまったうさぎは月に昇らせていつまでもその姿を残すことにしました。
ちなみに、中国でも月にはうさぎがいると言われていますが、日本と違って、不老不死の薬をついているとなっているみたいです。
お餅と不老不死の薬では大分印象が違いますね。
月見酒もよし

ハレトケには月を見ながら使うのにぴったりなうさぎ柄のグラスもあります。足の部分にうさぎが飛び跳ねています。
足は九谷焼、グラス部分は江戸硝子です。
黒地に金のうさぎと、白地に赤のうさぎ。可愛らしくシックなデザインです。
十五夜でなくても、お月見のお供にどうぞ。静かな夜に風情を添えてくれますよ。
2つセットと、単体と両方扱っています。
[goods_box ahref='https://t.felmat.net/fmcl?ak=J547W.2.X9540_K.P85830' goods_name="清峰堂 九谷和グラス(ペア麦酒グラス/うさぎ文 ブラック・レッド)" img='' price='14450' description='シックなうさぎのビールグラス。「九谷和グラス」は、九谷焼と江戸硝子を融合させたグラス。グッドデザイン賞も受賞しています。']
終わりに
今年の十五夜は4日でしたが実は満月は6日だったのです。
大体、毎年満月の日と十五夜はずれてるらしいです。
十五夜と満月がぴったり重なるのは2021年ですよ!楽しみですね。