突然ですが、みなさんは、お家でビールを飲むときに、どんな容器に注いで飲んでいらっしゃいますか?
お店ではジョッキで出てくることが多いし、お家で飲むときもグラスに注いでいる、という方が多いのではないでしょうか?
しかし、今回おすすめするのは、ビールを陶器に注いで飲むという飲み方。
ビールを陶器に注いだら、ビールの色が見えないから嫌だな、とお思いになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、陶器で飲むと、ビールが本当においしくなるんですよ。
ビールは「泡」がポイント
ビールをおいしく注ごうとしたとき、一番注意するのは、「泡」ではないでしょうか?
泡がよく立ったビールは、炭酸がほどよく抜け、泡が蓋の役割をしてくれるので、ビールが空気と触れず、おいしさが守られます。
また、「泡」には、ビールの苦味が集中しているので、適度に泡立てられたビールの方がビール本体の苦味が少ないと言えます。よく立った「泡」は、おいしいビールには不可欠なんですね!
陶器の凸凹がクリーミーな泡を作る
では、よく立った「泡」を作るには、どうしたらいいのでしょうか?
三度注ぎすると良いなどと、注ぎ方についてはよく言われますが、その注ぐ容器に着目してみたことはありますか?
実は、どんな容器に注ぐかで、できる泡の質が大きく左右されるんです。そして、クリーミーで上質な泡を作るのに最適な容器は何かと言えば、それは陶器なのです。
ガラスでできているグラスと、土でできている陶器の違いは、その表面にあります。グラスは見ての通りツルツルしていて表面に凸凹はありません。対して、陶器は、焼いて作られているので、空気が抜けたあとの凸凹が残っています。
この凸凹が、ビールの上質な泡を作るのにとても重要な働きをしています。凸凹した表面によって、キメが細かく、長持ちのする泡を作ることができるのです。
ただし、注意点がひとつ。
陶器とは言っても、釉薬(うわぐすり)が塗られているものは、表面の凸凹が少ないので、あまり効果は得られない可能性があります。なので、ビール用の陶器を選ぶときには、表面がザラザラしたものを選んでくださいね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今まで、ビールをグラスに注いで飲んでいた方も、騙されたと思ってぜひ陶器に注いで飲んでみてはいかがでしょうか?
きっと、今まで以上においしいビールを味わうことができると思いますよ!