みなさん、今年はどんなお正月をお過ごしになりましたか?
私は、こたつに入りながら年越しそばを食べて、近くの神社に初詣に行って、おみくじを引いて。あとはおせちやお雑煮を食べて、駅伝を見て…。
みなさんの中にも、私と同じようお正月を過ごされた方がいらっしゃるかもしれませんね。大体こんなところが一般的な日本のお正月だと思います。
しかし!世界に目を向けて見ると、一口にお正月と言っても、日本のお正月とは全然違うんですよ!「なにそれ!」とびっくりするような、おもしろい伝統もあるみたいです。
今回は、そんな様々な国のお正月についてご紹介します。
アメリカのお正月
アメリカのお正月は、タイムズ・スクエアでのイベントは日本でもテレビで放映されたりして有名なので、ご存知の方も多いと思います。タイムズ・スクエアでのイベントには何千人もの人が12月31日の夜から新年にかけて集まるそうですよ!
さすがアメリカ、規模が違いますね。
また、アメリカの人々は、タイムズ・スクエアに集まらないにしても、親戚や友達と集まり、盛大にパーティを開いて、新年を共に祝うそうです。1月1日には、フットボールの試合が行われるので、多くのアメリカ人がテレビやスタジアムでそれを観戦するようです。
これは、日本で言う駅伝みたいな位置づけでしょうか?国が変わればスポーツも変わるのですね!
フィリピンのお正月
フィリピンでは、お正月にはドット柄の洋服を着た人で街が溢れているそうです。街行く人が皆ドット柄の洋服を着ている画を想像すると、とてもおもしろいですね!
どうしてフィリピンのお正月でドット柄がもてはやされるのかと言うと、なんでもフィリピンではドットの丸い形がコインや富を象徴するものとされているからのようです。なるほど!という感じですね。
それから、フィリピンのお正月料理に着目してみると、意外なことに日本との共通点があるんですよ!その共通点とは、「もち米」を使うということ。
フィリピンの正月料理には、ココナッツミルクで炊いたもち米をバナナの皮で包み、砂糖などをつけて食べる「スマン」という料理や、ゆでたもち米に砂糖やココナッツをまぶして食べる「ピコ」という料理があります。
味付けは日本と全然違って、甘いのですが、同じもち米を使う、というのは興味深いですね!
エストニアのお正月
北ヨーロッパに位置するエストニアでは、元日に7回の食事をする、というなんとも不思議な習慣があります。どうして7回も食事をするのかと言うと、新しい年の食料が豊かであるように、との願いを込めてだと言われています。
また、7回食事をした人は、7人分のパワーが宿る、とも言われているようです。もしかしたら、エストニアの人々は、私たちよりも正月太りに悩まされているのかもしれませんね(笑)
南米のお正月
南米の国々(ブラジル、メキシコ、ボリビア)では、赤色や黄色などの派手な色の下着を大晦日の夜から履き新年を迎えます。赤色は「恋の成就」、黄色は「お金持ち」、白色は「安全」というように、それぞれの色に意味付けがされていて、新年の、その色に即した運気をあげることができるとされています。
あなたなら何色の下着を履きますか??
スペインのお正月
スペインの年越しでは、12時の鐘に合わせて12粒のブドウを食べる風習が100年以上も前からあるそうです。どうしてブドウ?どうして12粒?と疑問が湧いてきますね。
まず、どうしてブドウを食べるのか、についてですが、これには諸説ありますが、一般的に知られているのは、1909年のブドウ大豊作に端を発しているようです。大豊作でブドウが余ってしまった、農家さんが「鐘に合わせてブドウを食べる好運が来る」と宣伝して振る舞った、とのこと。
それからどうして12粒なのかについてですが、これは1年が12ヶ月あることに関係しているそうで、新年の12ヶ月の好運を祈る意味があると言われています。
おもしろい風習ですね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
世界のお正月っておもしろい!と思っていただけたでしょうか?
来年は、世界のおもしろお正月文化を取り入れてみてもいいかもしれませんね!