もう春も終わり、最近は初夏の雰囲気になっています。私は、暑いのが苦手なので、もう夏バテしてしまっています。。。そんな夏バテに効くのが、夏野菜!旬のものを食べると元気になるのは昔からのならわしです。
ということで、今回は、夏野菜の効能についてご紹介します。夏はまだ少し先ですが、予習しておきましょう!
トマト
「トマトが実れば医者が青くなる」という言葉、聞いたことありませんか?
この言葉からもわかるように、トマトには栄養がたくさん。トマトに含まれる栄養素は、カロチン、リコピン(カロチンの一種)、ビタミンC、E、カリウムなど。これらの栄養素によって、
- 免疫力の向上
- がんの予防
- 細胞の酸化防止、老化防止
- 高血圧や動脈硬化の予防
などの効果があると言われています。
なお、リコピンという栄養素は、生よりも加熱した時に吸収率があがるそうです。なので、トマトは、サラダで食べるだけでなく、炒めたり煮込んだりして食べるのも良いかもしれませんね!
ナス
ナスの94%は水分なので、「ナスには栄養がない」とよく言われますが、そんなことはありません。ナスには、たくさんの栄養があります!
ナスに多い栄養素は、ナスニン(ポリフェノールの一種)、モリブデン。順番にその効能を見ていきましょう。
まずナスニンですが、これはナスの皮に含まれているポリフェノールの一種なので、強力な抗酸化作用があります。なんでも、ブロッコリーやホウレンソウと比べても、より強い抗酸化作用があるそうです。
このナスニンによって、
- 美肌効果
- 老化防止
- ガンの予防
- 高血圧、動脈硬化の予防
- 眼精疲労の緩和
といった嬉しい効果が得られます。
次にモリブデンですが、この栄養素は「血のミネラル」という別名もあり、血液の生成に関係しています。
このモリブデンによって、
- 貧血の予防
- 食道ガンの予防
などの効果があるそうです。
貧血の方にもオススメです!ただし、ナスには体を冷やす効果があるので、食べ過ぎには注意してくださいね。
キュウリ
「世界一栄養がない野菜」としてギネス認定されているキュウリですが、実は、キュウリには少ないながらも、栄養素がバランスよく含まれているんです!含まれている栄養素は、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンK、葉酸、ビタミンB群、食物繊維、ミネラルなど。他の野菜に比べると含有量は少ないのですが、これだけたくさんの栄養が摂れるのは利点ですね!
また、キュウリの頭部分には、苦味のもととなっているククルビタシンという栄養素があるのですが、この栄養素は食欲を増進させる効果があるそうです。ククルビタシンは、胃液や唾液などの消化液の分泌を促してくれるので、夏バテで食欲が落ちた、というときにオススメです!
トウモロコシ
トウモロコシの主成分は炭水化物ですが、胚芽の部分には、ビタミンB群が豊富に含まれ、ビタミンEやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどがバランスよく含まれている栄養価の高い野菜です。また、ここでトウモロコシには、リノール酸(脂肪酸の一つ)と食物繊維も豊富なのが特長。
リノール酸は、コレステロールを下げる働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。また、フキやセロリよりも多く含まれている食物繊維は、便秘の改善や大腸ガンの予防をしてくれます。
トウモロコシって、甘くておいしいだけじゃない、実力派なのですね!
モロヘイヤ
「モロヘイヤ」は、実はアラビア語で、「王様の食べる野菜」という意味です。どうしてこの名前なのかと言うと、重い病気になったエジプトの王様が、モロヘイヤ入りのスープを飲んだら、すぐに治った、という話があるからです。そんな命名の仕方をされているほど、モロヘイヤには栄養がたくさん。
例えば、有害なものを排出してくれるムチン、老化防止やガン予防になるβ-カロチン、止血効果や骨粗しょう症予防に効果のあるビタミンK、皮膚や目を元気にするビタミンACE、また丈夫な骨や歯の生成に必要なカルシウム、胎児の先天異常を予防する葉酸、などなど。このようにモロヘイヤには、多くの種類の栄養素が含まれています。
また、これらの栄養素が他の野菜よりもずば抜けて多く含まれているのも、モロヘイヤの特長。なんだか元気出ないな、というときは、モロヘイヤを食べてみるといいかもしれませんね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
夏バテしたら、ぜひ夏野菜を食べてみてくださいね!