最近は日本人でもあまりお米を食べなくなっていると言われています。確かにご飯を炊くよりはパンを食べる方が手間が省けて時間短縮にはなりますが、それでもやっぱり長い間食べないとお米の味が恋しくなってくるはず。
お米が好きな方もそうでない方も、いつもよりちょっと美味しく食べられる方法があったら知りたくありませんか?
見たことありますか?
お米を美味しくしてくれるものとはずばり「おひつ」。和食に馴染みがないとそもそもおひつがどんなものか知らないということもあるでしょう。
正式には飯櫃(めしびつ、いいびつ)といいます。炊き上がったお米を移し入れる容器で、多くは木製です。近頃はプラスチックやセラミック製のおひつも出回っているようです。
足したり抜いたり
お米を炊くだけでも面倒なのに、移し替えまでするのは面倒だと思われるかもしれませんね。ですが、そうすることでお米を美味しく食べられるのです。
お米が炊けた直後は水分が多い状態です。すぐに器に盛ってしまうとやや水っぽい食感のはず。うまみも湯気と一緒に逃げて行ってしまいます。ところが、冷めるまでおいておくと今度は水分が抜けすぎて美味しくない。
そこでおひつの出番です!炊いたお米をおひつに移すと、木が余分な水分を吸収してくれて、いい具合にお米がふっくらします。逆に、冷めてきて水分が少なくなってくると補ってくれるのです。
いつでも丁度いい水分量に調整してくれるというわけです。冷めても美味しいのは魅力的ですよね。
見た目の美しさも重要
お米を美味しくしてくれるだけではありませんよ。デザインが美しいところも魅力の一つです。優しげな丸いフォルムに、木の温かな風合い。
毎日食卓に置くものとして、まわりに溶け込みなんとなく穏やかな気持ちにさせてくれそうです。継ぎ目も独特で素敵です。
伝統工芸品として作られているものの中には、グッドデザイン賞を受賞しているものもあり、細部にまでこだわりが見られます。
道具を揃えて
おひつを使うなら、ご飯を盛る器も凝ってみたくなりますね。「独楽ボーダーお茶わん 夫婦セット」は、濃い色だからシンプルなのにどこか華やか。
深めに作ってあるので安定感もあります。軽くて強い器なら、長く使えて経済的ですよ。
[goods_box ahref='https://t.felmat.net/fmcl?ak=J547W.2.35137_G.P85830' goods_name="独楽ボーダーお茶碗" img='' price='2400' description='ボーダーのお茶碗。ベタ塗りに白抜きのボーダーは手間がかかるから、ありそうでなかった柄。']
終わりに
夏目漱石の小説にもおひつが何度も登場します。今時の家庭でおひつを使っているところなんてあまり見かけませんが、昔は多くの家庭で使っていたのでしょうね。