私たち日本人にとっては当たり前に身近にある食品サンプル。でも海外の人から見たら驚くべき技術のようです。
評価される日本の技術
本物に忠実に作られているので、本物かと思ってしまうほど。これのほとんどすべてがプラスチックでできているとは。
日本人はもちろんのこと、日本語のメニューが読めない、読めても何が出てくるのかよく分からないという外国人にはありがたいものですよね。ひと目見てどんな料理か分かるのはとても便利です。
実際、海外の番組で日本の食品サンプルが取り上げられた際は話題になったそう。
比較的新しいもののように思えますが食品サンプルはいつごろからあるのでしょうか。
残念ながら食品サンプルがいつどこで誕生したのかはっきりしたことは分かりません。
食品サンプルが広まるきっかけとなったのが現在のいわさきグループの創始者、岩崎瀧三(いわさきたきぞう)でした。
昭和のはじめごろに「食品模型岩崎製作所」を創設した人物です。彼は精巧な食品サンプルをつくりだし、当時はまだ事業化されていなかった食品サンプルを全国に広めたのです。
百貨店のレストランで扱われるようになってから普及し始めたといいます。
こういった食品サンプルの類は海外にもないわけではないようです。ですが、日本のものほどそっくりではなかったり、置いているお店もごくわずかだそう。
やはりこれは日本特有の文化といえますね。海外からの旅行者が食品サンプルをおみやげに買っていきたがるのも納得です。
体験してみたい!
外国人でなくとも本物そっくりの食品サンプルは見ていて楽しいですよね。量産ではつくれない技術を体験してみたいところ。食品サンプル作り体験ができるところをまとめました。
- 元祖食品サンプル屋 合羽橋店(東京)
- 上で書いたいわさきグループのお店の一つです。不定期に実施されるスペシャルデーに行くと、いつものメニューよりも もっと本格的なサンプル作りができます。2160円から。
- コナモンミュージアム(大阪)
- たこ焼きのサンプルをつくれます。値段が1600円と安いので挑戦しやすいですね。
- さんぷる工房(岐阜)
- さらに安価になって、一番安いもので900円からつくることができます。年齢制限がないものもあるので、小さい子でもつくれます。
- 食品サンプルRIKI(福岡)
- 一番人気はパフェコース!(1620円から。)中には香りつきのサンプルもあってますます本物と間違えてしまいそう。
終わりに
食品サンプルは料理がどんなものかすぐ分かる、という利便性の他にもお店に並んで待っている間にサンプルを見て目で楽しんでもらうことができます。
待ち時間さえも楽しく過ごす。これは、日本人の「もてなす心」から生まれたのです。
[goods_box ahref='http://t.felmat.net/fmcl?ak=J547W.2.95910_X.P85830' goods_name="結び 夫婦ギフト" img='' price='3500' description='蝶結びのデザインが描かれたお茶碗と箸置きの夫婦セットです。何度でも繰り返してほしいという願いをこめて、蝶結びの水引を使います。']