コラム

「神つく」縁起物。獅子舞は怖くない!

子供の頃、獅子舞を見て怖かった思い出はありませんか?悪者ではないと教えられていてもどうしても怖くて泣いてしまう子がよくいますよね。

昔は曖昧にしか獅子舞のことを知らなかったけれど、獅子舞の由来や役割を知ると自分の子供にも見せたいと思うようになるかもしれませんよ。

獅子舞ってどんなもの?

ライオン

獅子舞のイメージといえば何が挙がるでしょうか。顔が怖い、よく動く胴体、噛みつきに来る・・・。

あまり良いイメージとはいえませんね。中でも子供にとっては頭を噛まれるのは恐怖以外の何ものでもなかったはず。

大きな頭にギョロッとした目、それが歯を鳴らしながら近づいてきたら泣きだすのも仕方ありません・・・。

なぜ獅子舞は子供の頭を噛むのでしょうか。

そもそも獅子舞はインドまたは中国にルーツがあるとされていて、縁起物として扱われています。

獅子はライオンのことで、動物の中でも力の強いライオンを霊獣として崇め始めたのが始まりだそう。

日本に伝わったのは室町時代で、現在の三重県で舞われました。悪魔祓いや、疫病などを祓うという意味があります。

獅子が頭に噛み付くのは、人についている邪気を食べてしまうためです。特に子供だと強いご利益があるそうです。

また、獅子身が噛み付く=神付く という語呂合わせも縁起がよいとされる理由の一つです。我が子の無病息災を願う親御さんは是非とも噛ませたいところでしょう。

人数で変わる

分類

獅子舞には大きく分けて2つの種類があります。

伎楽系(ぎがくけい)
関西を中心に広まっていて、二人以上で一つの獅子になって踊ります。みなさんが見たことがあるのはこの伎楽系が多いのではないでしょうか。
風流系(ふうりゅうけい)
関東を中心に広まっていて、東北などでも舞われています。一人で一つの獅子になって踊ります。

一人で動かす方が簡単かもしれませんが、数人で一組の方は大きくて華やかに見えますね。

風流系の獅子舞は頭が獅子以外の動物のこともあるようです。

終わりに

昔はお正月になると獅子舞が多く見られたようですが、今ではイベントでないと見られませんね。玄関先で勝手に踊って金銭を要求する強引な獅子舞もあったのだとか。

当時は大迷惑だったのでしょうが、家に獅子舞が来るなんてちょっと見てみたいとも思ってしまいます。

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