コラム

日本だけじゃない、お米の文化

日本人の主食は当然お米!炊きたてのお米は香りもよく、ふっくらとして美味しいですよね。ヨーロッパなどお米を食べる習慣のない国に旅行に行くと、日本のご飯が食べたくなるとよく聞きます。でも、お米を食べるのは何も日本だけではありません。アジアの国々では同じようにお米を食べているところが多くあります。日本米以外のお米もたくさんあるんですよ。

海外のお米

バスマティライス

出典:ecomarche.cocolog-nifty.com

日本のお米といえば、真っ白で程よく楕円形で、炊くと粘りがでるのが特徴です。では、海外のお米を見てみましょう。有名なのはタイ米でしょうか。日本にあるインド料理やタイ料理のお店で出しているところもありますね。タイ米の中でも種類があって、バスマティ、ジャスミンライスなどが人気のようです。写真はバスマティライスです。

バスマティは細長くしっかりしていて、香り豊かなお米です。ヒンディー語で「香りの女王」という意味があります。ジャスミンライスも香りがよく、タイ米の中では高級とされています。モミの部分が白く、ジャスミンの花のように見えることからこう名付けられたようです。日本のお米は比較的アミロースが少ないため炊くと水分たっぷりで粘り気のある、あの日本人になじみの食感になります。

一方タイ米はアミロースを多く含んでいて粘り気がないので、炊き上がりはややぱらぱらしています。

炊き方は簡単

炊く

日本米とタイ米の違いは大体お分かりいただけたと思います。ここからは、炊き方と使われる料理についてです。

日本米を炊くときはご存知の通りお米を水で研いで、炊飯器のお釜に水を決められた量入れて炊きます。すると、おなじみの、粘り気とツヤのあるお米が炊き上がります。お寿司やおむすびなどの日本料理に向いています。

タイ米も日本米の炊き方とさほど変わりませんが、一番の違いはお米を水で研ぐ必要がないということです。研いではいけないということではないのですが、香り米の場合はお米の表面に香りが最も多くあるため研いで流してしまうと香りも一緒に落ちてしまうのです。逆に、香りが強すぎるのが苦手だという人はある程度研いで香りを流してから炊くとちょうどいいかもしれません。

炊くときの水は、炊き上がりをどのようにしたいかで変えてみてください。日本米と同じようにふっくら炊き上げたいなら、炊く前に1時間ほど
水に浸けておいてお米に対して多めに水を張って炊きます。タイ米特有のパラパラ感を楽しみたければお米と同量程度の水を張って炊きます。カレーやピラフなどの料理に最適です。

終わりに

これだけ書かれると、タイ米を食べてみたくなってきませんか?タイ米のカロリーは日本米より若干低いとされています。また、タンパク質やカルシウムなどは日本米に劣りますが、食物繊維が豊富です。さらに、血糖値の上昇スピードを表すGI値がとても低いのです!ダイエットをしている方には日本米より向いていると言えそうです。

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