毎年父の日のプレゼントを贈っていると
「今年は何をあげようか」
「去年と同じものはダメだよね」
と悩むこともあるでしょう。
毎年同じものを贈っても、お父さんに喜んでもらえるものがあると嬉しいですよね。
実は日本の伝統工芸品の中には、ルーティン化してプレゼントするのにぴったりの品物がたくさん販売されています。
本記事では、年代別に喜ばれるギフトの特徴や、毎年贈るのにぴったりの素敵な伝統工芸品などをご紹介。
お花やスイーツなど定番のギフトは既に贈っていて、今回は父の日に何をあげようか困っている方必読です。
目次
40代~70代の年代別おすすめプレゼントの特徴
父の日に贈って喜ばれるプレゼントは、世代によって少しずつ異なります。
大切な人からの贈り物なら何でも嬉しいもの。
ですが、働いているか退職しているかなど置かれている環境によって「使いたい!」と思ってもらえるものは変化します。
ここでは40代〜70代の年代別に、おすすめのプレゼントの特徴を解説します。
40代のお父さんへ
ビジネスマンとして、会社の中心となって働く40代のお父さん。
部下を率いる立場になっているでしょうから、父の日のプレゼントは職場で自慢できるちょっといい文房具がおすすめです。
腕時計・名刺入れ・カードケース・ボールペンなど、仕事中に使えるものを贈ってみてください。
50代のお父さんへ
50代は、長年愛用している財布やパスケースが傷んでくる時期でもあります。
ちょうどよいタイミングなので、父の日に新しいものを贈ってみましょう。
役職に就いている場合は、ネクタイやネクタイピンなどの服飾品を贈るのもおすすめ。上質感があり、大人の威厳を放てるものを選ぶのがコツです。
60代のお父さんへ
社会人としての節目を迎え、第2の人生を歩み始める60代。
私服で過ごす時間が増えてきますから、毎日使うファッションアイテムを贈ってみてはいかがでしょうか。
また、お酒好きのお父さんには、日本酒・焼酎・ビール・ワインや豆皿などの晩酌グッズがおすすめです。
兄弟や家族と分担して、お酒も一緒に贈ると喜んでもらえますよ。
70代のお父さんへ
70代になると、趣味に没頭したりお孫さんとの交流を楽しみにしたりするお父さんが増えていきます。
70代のお父さんにプレゼントを贈るときは、健康や趣味にまつわるグッズ、記念写真を飾れるフォトフレームを選んでみてください。
自宅でのんびり過ごすのが好きな方には、お箸やお箸置きなど食卓を彩るものも要チェックです。
毎年プレゼント選びに悩むときは同じものを贈るのもアリ
毎年プレゼントを贈っていると、今年は何を贈るか悩んでしまう方もいるでしょう。
そんな時は、思い切って同じものを贈るのがおすすめ。
例えばお箸なら、1年ごとに新しいものを贈ることで清潔感を保ってもらえます。ルーティン化してもよいものを贈るのも、父の日のプレゼントを長続きさせる1つのコツです。
毎年同じものを贈るのにおすすめの伝統工芸品10選
同じプレゼントをルーティン化して贈るときは、かさばりにくいものや、定期的に買い替えが必要なものを選びましょう。
また、ゴルフ用のポロシャツといった衣料品のように、複数個持っていても困りにくいものや、思い出の積み重ねができるアイテムも要チェック。
ここでは予算5000円以内で、毎年同じものを贈るのにおすすめの伝統工芸品を10個紹介します。
【九谷焼】箸置き
毎食ごとに使っていくうちに汚れやすい箸置きは、毎年ルーティン化して贈るのにおすすめの父の日のプレゼントです。
デザインのバリエーションが豊富なため、季節ものや縁起物など以前贈ったものと被りにくいのがうれしいポイント。
色鮮やかな彩色が特徴の「九谷焼」は、何度贈っても目で見て楽しむことができます。
【若狭塗】箸
毎日使うお箸は、ほかの食器と比べると傷むのが速いものです。
清潔感のあるお箸で気持ちよく食事をしてもらえるよう、毎年父の日に贈ってみてはいかがでしょうか。
福井県で生産されている「若狭塗箸」は、全国シェアの80%以上を占める人気の伝統工芸品です。
上質なツヤがあり、食卓がグッと華やかになります。
【浜松注染】手ぬぐい
お出かけ好きの元気なお父さんには、手ぬぐいがおすすめです。
手ぬぐいはタオルやハンカチとして使用できるため、旅行・ハイキング・ゲートボールなど様々なシーンで活躍します。
使っていくうちに吸水性が落ちたり端がほつれたりするケースもあり、毎年新しいものを贈ると喜ばれますよ。
「浜松注染」は通気性に優れており、夏場も使用しやすいのが魅力です。
【阿波しじら織】ネクタイ
毎日スーツを着て働いているお父さんに贈る父の日のプレゼントは、ネクタイも要チェックです。
徳島県の伝統工芸品である「阿波しじら織」は肌触りのよさと軽さが特徴で、春〜秋の3シーズンで使用できます。織物ならではのかすれ具合とシボ感が印象的で、毎年1本ずつ異なるデザインのものを贈るのにおすすめです。
【高岡銅器】ネクタイピン
50代以上のお父さんには、高級感のあるネクタイピンもおすすめです。
富山県高岡市の「高岡銅器」は化学反応を用いた着色技法を使用しており、自然に生まれるまだら模様がシンプルなスーツスタイルをおしゃれに見せるのが魅力。
複数個持っていると付けていく場面やその日の気分で好きなものを選べるため、毎年贈るのにぴったりです。
【博多織】ブックカバー
読書が趣味のお父さんには、ブックカバーを贈ってみてください。
一度贈ったら長期間使えそうなブックカバーですが、手汗や摩擦などで汚れやすいため、毎年のプレゼントにおすすめです。
「博多織」は厚みと張りがあるのが特徴で、バッグに入れて持ち歩くときも本が傷みにくい機能性があるのがおすすめポイントです。
【紀州漆器】豆皿
お酒好きのお父さんには、晩酌でおつまみを乗せるのに便利な豆皿を贈ってみましょう。
使っては洗ってを繰り返すうちに塗装がはがれてしまうものもあるため、毎年新しく贈るのにおすすめです。
日本三大漆器の1つである和歌山県の「紀州漆器」は昔から庶民の日用品として広く親しまれており、現在も根強い人気があります。
複数個のセット商品を贈ると気分に合わせて手軽に使い分けることが可能です。
【甲州印伝】パスケース
通勤で毎日使っているとすぐに傷んでしまうパスケース。
角が取れたり色落ちしたりしているだけでイメージダウンにつながる場合もあるため、1年ごとに買い替える方も一定数います。
鹿革の素材と漆で作る「甲州印伝」は重厚感があり、役職クラスのお父さんが持つのにふさわしいこだわりの逸品です。
【久留米織】シャツ
会社を退職して私服で過ごす時間が増えたお父さんには、毎日着られるシャツを贈るのがおすすめです。
何度も着ていると型崩れしてしまうため、1年に1回新しいものをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
福岡県の「久留米織」は丈夫で日常使いしやすく、実用性に優れているのが魅力です。
【美濃和紙】フォトフレーム
子供や孫がいるお父さんには、フォトフレームを贈るのもおすすめです。
運動会のようなイベントごとの写真を入れた状態で毎年1枚ずつ贈ると、思い出の積み重ねにもなります。
岐阜県の伝統工芸品である「美濃和紙」は絵柄の種類が豊富なため、インテリア雑貨としても活躍します。
ちょっと気になる父の日のプレゼントを贈るときのマナー
お父さんに気持ちよくプレゼントを受け取ってもらうためにも、最低限のマナーを抑えておくことは大切です。
しかしお中元やお歳暮ほど堅苦しくはないため、どのように贈ればよいか悩むのも事実。ここでは父の日の贈り物の、熨斗の有無やプレゼントを贈るタイミング、義父との父の日の過ごし方を解説します。
熨斗はかけてもかけなくても良い
お中元やお歳暮では必須の熨斗ですが、父の日はもともとアメリカから持ち込まれた文化のため、熨斗はかけなくても構いません。
きれいにラッピングして、日頃の感謝を伝えるメッセージカードや手紙を添えるだけでも笑顔になってもらえるでしょう。
父親の性格や関係を考慮したうえで、必要だと感じた場合は熨斗をかけることも可能です。
父の日のプレゼントはできるだけ当日に贈ろう
父の日のプレゼントは、できるだけ当日に贈りましょう。父の日は毎年6月の第3日曜日で、2022年は6月19日です。
遠方に住んでいる場合は、日にちを指定してサプライズで当日に到着するよう用意しておくのもおすすめ。
急に仕事が入って当日にプレゼントするのが難しくなったときは、できるだけ早く届けてくださいね。
義父への父の日のプレゼントの贈り方は家庭によってさまざま
義父へ父の日のプレゼントを贈るかどうか、またどのような形で贈るかは家庭によって異なります。
ギフトの代わりに一緒にちょっと贅沢な食事に行ったり、洋服や時計などのブランド物を親せき全員からプレゼントしたりするところもあります。
母の日とセットで贈る場合も見られるため、パートナーと一度話し合ってみてください。
父の日は”無理のない範囲で継続的に”お祝いしましょう
今年の父の日は6月19日です。
普段からお父さんへの感謝を伝えられている方は立派です。
がしかし、恥ずかしさや照れくささから素直に感謝の気持ちを伝えられないですよね。
そんな方のために「父の日」はあるのです。
年に一度の父の日くらい、感謝の気持ちを伝えても良いのではないでしょうか。
また、無理のない範囲構いませんので、毎年継続的に感謝が伝えられるようになると良いですね。