コラム

おいしくて便利!以外に知らない缶詰の秘密

手軽な酒の肴として、保存食として欠かせない存在である缶詰。味がよく、安定的に供給されるためいろいろな場面で重宝しますよね。

さて今回はこの缶詰の歴史と、現在の缶詰のあまり知られていない側面をご紹介します。

缶詰の歴史

ナポレオン

さて、缶詰が生まれるきっかけになったのはあの「ナポレオン・ボナパルト」でした。フランス革命のあと、イタリアやオーストリア、エジプトへの遠征を行い戦闘に明け暮れるナポレオンには兵食のことで頭を悩ませていたのです。

当時の保存食は塩蔵や酢漬け、燻製が主であり、味が悪いだけでなく腐敗も起こっていました。

そこで政府が兵食の新しいアイデアを募ったところ出てきたのがニコラ・アペール氏の「ガラス瓶に食品を詰めてコルク栓をゆるくし、湯煎で加熱殺菌した後ビン内の空気を駆除した後に密閉する」という案でした。

この案は実際に採用され、高い評価を得ました。そしてこの真空にして食料を加熱殺菌すると長く保存できるという考え方が今の缶詰の原理となっています。

その後、イギリスのピーター・デュランド氏がブリキ缶を用いて食品貯蔵をする技術を特許取得しました。

この発明品をチン・キャニスターと名付けたのですが、現在のカン(Can)というのはキャニスターの略です。

現在の缶詰について

食事

日本缶詰びん詰レトルト食品協会の調査によると、最近の缶詰の消費量は輸入品も加えると406万トンと推定されます。つまり国民一人あたり31.8kgの消費があるということです。

その種類や値段はさまざまですが1缶1万円近くする高級なものも発売されています!ところで缶詰は長期保存ができるため、食品添加物や防腐剤を使っているのではないかと疑う方もいるかと思います。

じつは、缶詰は保存料や殺菌剤を一切使用していないんです。上にも紹介したとおり、缶詰の保存性は真空状態で密閉・加熱殺菌により保たれています。ということで余計なものは含まれていないんですね。

さらに空気を出来る限り抜いて密封しているため酸化によるビタミンや栄養成分のロスがなく、栄養価も高いのがポイントです。

終わりに

意外に古い歴史を持っている缶詰。作られたきっかけがナポレオンとは驚きでしたね。

最近では「缶つま」を筆頭に美味しさにより磨きをかけたシリーズも発売しているので、今夜のおかずに迷ったときは缶詰のコーナーを覗いてみてください。缶詰の魅力にはまってしまうかもしれませんよ。

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