みなさん、マグロはお好きでしょうか?
私はお寿司屋さんに行くと必ずマグロを食べてしまうほど、マグロが好きです!またツナ缶という加工品の形でも、和洋の料理に使えるので重宝しています。
みなさんの中にも、マグロ好きな方や、ツナ缶を常備しているという方がいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんなマグロについて、知っているようで知らないような豆知識をご紹介します。いつも食べているマグロについて勉強していきましょう!
日本人とマグロの歴史は長い!
日本は世界で最大のマグロ消費国だということは、みなさんご存知だと思います。現代の日本人とマグロの関係はとても強い、ということが窺いしれますね。そんな、日本人とマグロの関係はいつから始まったのでしょうか?
歴史を紐解いてみると、実は、日本人がマグロを食べるようになったのは、縄文時代だと言われています。縄文時代の人々は、ゴミを「貝塚」という穴に捨てていたのですが、その貝塚から、マグロの骨が発見されたことから、そのようなことが言われています。
日本人とマグロの歴史がこんなに長いなんて、驚きですね〜。
マグロが赤身である理由
photo by : Norio NAKAYAMA
赤身の魚の代表としてよく挙げられるマグロ。他にもカツオ、ブリなども赤身ですね。対して、タイやヒラメ、タラは白身です。
この赤身と白身の違いって、一体何なのでしょうか?
実は、身の色の違いは、酸素を運ぶために必要になる、血液色素タンパク質「ヘモグロビン」や、筋肉色素タンパク質の「ミオグロビン」の量の違いに関係しています。このヘモグロビンやミオグロビンが多いと身が赤くなり、少ないと身は白くなります。
では、どうして、マグロなどの赤身の魚には、ヘモグロビンやミオグロビンが多く含まれているのでしょうか?
それは、マグロなどの赤身の魚は、高速で泳ぎ続けている回遊性の魚だからです。回遊性の魚は、常に、筋肉を動かすための大量の酸素が必要になります。そして、その酸素の運搬に一役買うのが、赤身の正体である色素タンパク質のヘモグロビンとミオグロビンというわけです。
白身の魚は、岩陰や砂場などに棲み付いている魚が多く、あまり動かないで、じっとしています。なので、赤身の魚に比べて、酸素は必要ないので、ヘモグロビンやミオグロビンが少なくなります。その結果、身が白く見えるのです。
簡単に言うと、体をよく動かしている魚は赤身、動かしていない魚は白身、と言えます。
赤身の魚はパワフルな魚なんですね〜。
ちなみに、白身の魚でも、よく動かす筋肉には酸素が必要なので、色素タンパク質が多く含まれ、赤身となっていることもあります。例えば、キンメダイは胸ビレを使って泳いでいるので、胸ビレの周辺だけは赤身になっているんですよ。
おわりに
マグロの豆知識、楽しんでいただけましたでしょうか?
マグロについて、ご興味を持たれた方は、ご自身でも調べてみてくださいね!
まだまだ知らないマグロの生態が明らかになるはずです…!
eyecatch photo by : Norio NAKAYAMA