女の子の名前の最後に「子」とつけるのが流行っていた時代があります。あなたの身の回りの女性でもいるはずです。最近は「子」がつくのは古臭いと言ってあまり使われなくなってしまったようですが、実は2015年の赤ちゃんの名前の人気ランキングで、「子」がつく名前が1位になったのです!人気の復活した「子」にはどんな意味があるのでしょうか。
意味と流行った時代
「子」という接尾辞はなぜ一時期あんなに流行ったのか。「子」が流行っていたのは主に大正から昭和にかけてです。もともと「~子」は上流階級の人間にしか使えない敬称でした。中国の学者、孔子や孟子などにも使われていますね。それが明治に入ると「恐れ多い」という感覚も薄れ、一般の人々も「子」を使うようになっていきました。
さらに、昭和に入ると現在の皇后美智子様が皇室へ入られてミッチー・ブームが起こり、大人気だった美智子様にあやかって「美智子」という名前が流行りました。その影響もあって昭和生まれの女の子は「子」がつく名前が多いようです。皇室の女性は「子」がつく名前が多いですよね。必ずしも「子」がつく必要はないそうですが、もとは高貴な人間に使われる字ですからふさわしいといえばそうなのかもしれません。
また、「子」という字を分解すると「一」と「了」にわけられるということで「一(はじめ)から了(おわり)まで」つまり、一生を表す意味もあるのだとか。たとえば戦後に流行った「恵子」なら、一生恵まれて過ごせますように、といった願いが込められているのです。
「子」の終わりと次の流行り
では、「子」の流行りが廃れ出したのはいつでしょう。それは昭和40年の頃からです。そのもう少し前から「明美」という名前がでてきて、だんだん「~美」とつける親が増えていきました。昭和50年頃になると完全に「子」離れが定着し、女の子の名前の人気ランキングの上位から外れてしまいます。
その後は「愛」や「美咲」といった名前が流行ります。平成に入ると、元号の影響で「成美」という名前も流行りました。こうして「子」のつく名前が減り、現在のような形になっていきました。ちなみに2016年の女の子の名前の人気ランキングは、1位ひまり、2位はな、3位いちか、4位あかり、5位さら、となっています。上位5位以内には「子」がつきそうな名前はありませんが、9位に「にこ」がランクインしています。
これからまた「子」が流行る時代は来るのでしょうか・・・?
終わりに
今はキラキラネームといわれる名前が流行っていて「子」がつく名前は少なくなってきています。でも実はそこには高貴な意味が含まれていたんです。意味を知ると抱く印象も変わってきます。もしあなたが自分の名前を嫌いだと感じていたなら、その名前の意味をよく調べてみて下さい。きっと前よりも少し自分の名前が好きになれますよ。
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