江戸切子

【口コミ・評判あり】東京で江戸切子の体験ができる江戸切子専門店煌粋(キヨヒデガラス工房)の感想

先日、ハレトケブログ編集部は東京都江東区にある「江戸切子専門店 煌粋〜きらめき~」さんで、江戸切子のグラスカットを体験してきました。江戸切子専門店 煌粋は、半蔵門線・都営新宿線 住吉駅より徒歩5分ほどのエリアにありアクセスが良く、東京観光の際にも立ち寄れるお店です。

体験プランは3種類。体験の料金は、大人・子どもに関係なくカットするグラスの色と個数によって変化し、透明グラス単体であれば3,300円〜で体験ができます。また、予約は公式LINE・予約サイトなどから可能で、編集部は今回の体験を電話で予約しました。

江戸切子専門店 煌粋さんの江戸切子の体験は、保護者同伴であれば12歳から体験に参加でき、作った江戸切子は当日のうちに持ち帰ることができます。ご家族での東京観光の一つとして参考にしてください。

そもそも江戸切子ってどんな工芸品?

江戸切子とは、江戸時代後期に海外から伝わってきたカットグラスを、当時ガラス商を営んでいた加賀屋久兵衛という人が真似て作ったのが始まりと言われています。

江戸切子は、硝子(ガラス)をカットする技術「切子」によって模様が施された工芸品です。完成までの工程すべてが職人さんの手作業によって作られているのが特徴。機械によって大量生産されるグラスでは表現できない輝きを放つ魅力があり、その繊細な技術と美しい輝きから江戸切子は国指定の伝統工芸品に指定されています

また、江戸切子に施される模様は日本の伝統的なものが多く、世界からも注目されており、国内外問わず人気を集めている工芸品です。

編集部は【 透明+赤or青の色付きグラス(2個セット) 】のプランを体験

今回、ハレトケブログ編集部が体験したプランは、「透明+赤or青の色付きグラスのセット」のカットです。新型コロナウイルスの影響で、現在はカットのみの体験とのこと。

料金は6,600円で、体験時間は1時間なのですが、店舗で公式LINEに登録することで体験時間を30分延長できるサービスがあり、合計で1時間30分のカット体験をしてきました

江戸切子専門店 煌粋の江戸切子の体験プラン

江戸切子専門店 煌粋~きらめき~さんで体験できるグラスカットのプランは以下の3種類です。基本的に体験の流れ自体はプラン共通で、カットするグラスの色や個数によって値段が異なります

1番人気のプランは「 透明+赤or青の色付きグラス(2個セット) 」だそうです。

・透明グラス(単体)→3,300円
・赤or青の色付きグラス(単体)→6,600円
・透明+赤or青の色付きグラス(2個セット)→6,600円
 ※2人で分けての体験は不可

【アソビューから予約する場合】
1、希望の体験プランを選ぶ
2、希望の体験日を選ぶ
3、希望の開催時間を選ぶ
4、参加人数を入力する

なお、 3人以上で予約する場合は予約枠をズラして予約するのがおすすめです。 江戸切子専門店 煌粋の体験に使用できる作業台は2台で、3人以上の場合には交代制でカットすることになります。そのため、時間に余裕があるのであれば予約枠をズラしたほうが、一人あたりの体験時間は長くなりますよ。

江戸切子専門店 煌粋の江戸切子の体験の特徴

【店舗情報】
・場所→〒135-0003 東京都江東区猿江2丁目13-14
・連絡先→TEL:03-6659-5117 / FAX:03-6659-5118
予約は予約サイトまたはライン公式アカウントから(LINE登録特典があるので、予約サイト推奨)
また問い合わせは、電話か問い合わせフォームより
・交通アクセス→半蔵門線 住吉駅, 都営新宿線 住吉駅より徒歩5分ほど
・周辺施設→東京都現代美術館(MOT)徒歩17分 菓子工房福どら 徒歩4分

江戸切子専門店 煌粋~きらめき~は、現役の江戸切子の伝統工芸士である清水秀高さんの工房です。体験中は清水さんから直々に教えてもらうことができ、初心者の方やお子さんでも安心して切子に挑戦できます。

職人さんが普段作業をしている工房に併設されたスペースで体験ができ、職人さんと同じ道具を使いながらのカット体験なので、本格的な江戸切子の体験ができるでしょう。また、予約した1組のみの貸し切りで体験ができるため他のお客さんと相席になることはありません

ただし、体験スペースの作業台は2台で、3人以上で参加する場合は交代しながらカットすることになります。ご家族で参加する場合、時間に余裕があるなら体験枠をズラして予約するのがおすすめです。

江戸切子専門店 煌粋の江戸切子の体験の流れ

1、グラスをもらう
2、底面に書いてある線を頼りに十字→斜めの順でカットしていく3、2が終わったら見本を参考に底のデザインを決める
4、底のカットが終わったら側面のデザインを決める
5、時間いっぱい自由にカット!

清水さんは、参加者に「江戸切子のカットの難しさ」について知ってもらうことを目的としています。体験者は清水さんから基礎を学んだ後、自由にカットすることができます。デザインはもちろん、カットの深さも細かさも自由なので、カットに慣れた後半は世界に一つだけのオリジナル江戸切子づくりに挑戦しましょう

また、体験施設の隣には清水さんが制作した作品を販売している店舗があります。体験後に立ち寄ると、江戸切子のカットの難しさがより実感できます。私たち編集部も体験後に店舗の方にも立ち寄ったのですが、清水さんのカットの素晴らしさに感動し、テンションが上がりました。

江戸切子の体験レポート

ここからは、私たち編集部が体験したプランを、写真つきで順に解説していきます。今回、編集部が体験したプランは「 透明+青または赤の色付きグラス(2個セット) 」ですが、プランが違っても基本的な体験内容に差はないので、参加する際のイメージとして参考にしてください。

まずは清水さんによる体験の説明から

まずは、清水さんから今回の体験内容の説明と道具の使い方・進め方についての説明を受けます。予約した体験内容に応じて、底にラインの入った透明・赤or青の色付きのグラスが渡され、カットの工程に進みます。色付きグラスは渡される際に「赤と青」が選べるので、好きな方を選びましょう。ちなみに編集部は赤の色付きグラスを選びました。

江戸切子専門店 煌粋さんの体験では、始めの30分間は清水さんがサポートしてくれるので、江戸切子に関する疑問や質問があれば、積極的に聞いてみましょう。

線を頼りに「底」をカットしていく

初めは、清水さんが後ろからカットをサポートしてくれるので安心してカットができますね。ポイントとしては、木の台にひじを付け、腕の位置を固定するとのこと。

作業内容を聞いた感想は、「線を砥石に当てて削るだけなので、そこまで体験自体は難しくない?」と感じていました。しかし、実際に削り始めてみると、線を一本削るだけでも大変で、それを模様にすると考えると気が遠くなりました。

カットは、腕の位置は動かさずに手首を動かしてグラスを削って行きます。また、カットに使われているのは回転式の砥石であり、刃物ではないので体験者がケガをする心配はありません。そのため、お子さんが体験する場合も過度に心配する必要はないでしょう。

十字→斜めの順で底のカットが終わったら、次は自分が作る底のデザインを具体的に決めていきます。見本で6種類のデザインを見せてもらえるので、見本を真似しても良いですし、見本を参考にオリジナルデザインを作る事もできます

今回は、四角形を2つ交差させたデザインにしました。やはり線に合わせて削るのも一苦労です。

底の次は「側面」をカットしていく

ある程度、底がカットできたら、次は側面のカットに入ります。底に線を引く場合は、定規を使っていたのですが、側面に線を引く場合は定規ではなく、木製の道具を使って線を引くとのこと。

側面に縦線を引く場合はグラスを固定してペンを動かすのに対し、横線を引く場合はペンを固定してグラスを回転させることで安定した線が引けます。

底のカットはグラスの口から中を覗き込めたのですが、側面の場合は手前の側面越しに”カットする奥の側面”を見ることになり、直接見て削る底よりも難易度がアップします。ポイントは、グラスの口から斜めに覗き込むようにしてカットするとのこと。

慣れてきたら時間いっぱい自由にカット

今回は、透明グラスと赤の色付きグラスのセットなので、頃合いを見て赤い色付きグラスのカットに移りました。

色付きグラスは、透明のグラスよりも引いた線が見えづらく、さらに難易度が上がります。側面は、清水さんに教えてもらったように、グラスの口から覗いてカットに切り替えましたが、斜めから覗き込んで削るのも難しく、部分部分で削り方を模索していました。

カットに慣れてきたら、残り時間で自分の好きなように削っていきます。デザインに指定はなく、自分の好みに合わせた模様や、ひと工夫を加えたデザインにできるのが江戸切子専門店 煌粋さんの体験の特徴であり、魅力ですね。

今回編集部では、グラスを握ったときの指の位置に模様があると、感触が楽しめるのでは?と感じ、指の位置に合わせて細かな模様をカットしました。こんな感じで楽しみながら体験をさせていただきました。

江戸切子のグラスカット体験を終えて

そんなこんなで、1時間30分の体験があっという間に過ぎました。

説明を聞いたときは、「そこまで難しくない?」と感じていたカットも実際に始めてみると、線1本分削るだけでも大変。カットに慣れても、均一に削っていく難しさ。少し気を抜いただけでグラスが砥石に当たり、線とは別の場所を削ってしまうなど、江戸切子のカットの難しさを知りました

今回は、透明+赤の色付きのセットのグラスカットだったので、透明なグラスで練習してから、難易度の上がる色付きグラスのカットに移行できたのは良かったです。作業ペースを考えなくてはいけませんが、初めての体験であれば透明グラス+色付きグラスのセット体験がおすすめです。

【特典1】LINE登録で体験時間を30分延長できる

江戸切子専門店 煌粋さんでは、体験時間が通常1時間なのですが、体験のときに店舗の公式LINEを登録することで、体験時間を30分延長できるサービスがあります。

今回、編集部もLINE登録特典を利用して1時間30分体験してきました。体験内容にもよりますが、ゆっくりカットを楽しみたい方、透明+色付きグラスのセットを体験したい方は、予約サイトや電話で体験予約をし、当日公式LINE登録の延長サービスを利用するのがおすすめです。また、キャンセルの連絡も電話をした方が確実ですね。

【特典2】SNS投稿で現役の伝統工芸士さんの作った江戸切子がもらえる

江戸切子専門店 煌粋さんでは、赤or青の色付きグラス単体(6,600円)もしくは、透明+赤or青の色付きグラスセット(6,600円)の体験参加者限定の特典があります。

体験をSNSに投稿することをお約束することで、現役の伝統工芸士の清水さんが、季節をイメージした江戸切子を目の前で作ってくれます。季節は春・夏・秋・冬の四種類あり、体験した時期に関わらず好きな季節が選べます。

私たち編集部は、冬をイメージした江戸切子を作ってもらいました。ペンギン2匹と雪だるま、雪の結晶が可愛らしいデザインでした。また、清水さんは下書き無し、かつ5分ほどでサクッと作っていたので、職人さんの手際の良さに驚きました。

体験参加の際は、ぜひSNS投稿特典を利用して、自分の好きな季節・生まれた季節、体験の思い出になるような江戸切子をもらってください。

江戸切子専門店 煌粋の江戸切子の体験の口コミ・評判

今回は、 江戸切子専門店 煌粋さんで江戸切子の体験を楽しんできたハレトケブログ編集部ですが、他に体験に参加した方はどう感じたのでしょうか?他の方の感想をいくつか紹介します。

https://twitter.com/YANAGI_0828/status/1330023052873146368

やはり、透明なグラスよりも色付きグラスの方が難しいみたいですね。透明なグラスでカットに慣れてから色付きグラスに移り、時間が余ったら透明グラスも整える。という順番が良さそうです! by編集部

削るときの音と感触はなんとも言えない心地良さがありますよね。普段体験できない感覚なので、非日常を味わいたい方におすすめです! by編集部

体験の楽しさはもちろんのこと、SNS投稿で貰えるプレゼントの江戸切子は嬉しいですよね!
その他、LINE登録の体験時間の延長サービスなど特典が多い点も江戸切子専門店 煌粋さんならではかと思います。 by編集部

江戸切子の体験をした感想・まとめ

今回はハレトケブログ編集部は、 江戸切子専門店 煌粋~きらめき~ さんにて、江戸切子のグラスカット体験をしてきました。LINE登録特典を利用し1時間30分の体験でしたが、2個のグラスを削る時間を考えるとあっという間だったので、少し名残惜しいです。また、カットの難しさから職人さんの技術力の高さを再確認しました。

「汚れても良い服装」でと案内には記載されていましたが、体験が終わってもそこまで衣服が汚れたと感じなかったので、袖口が作業のにならない程度の服装であれば大丈夫かと思います。ぜひ、東京観光のアクティビティの一つとして参考にしていただければ幸いです

以上。住吉駅から徒歩5分で気軽に江戸切子の体験ができる【江戸切子専門店 煌粋〜きらめき〜】さんのグラスカットの体験レポートでした。

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