猛暑日が続く8月。食欲がない、朝からだるい、眠気がとれない、など典型的な夏バテさんがいるかもしれませんね。今回はそんな夏バテ中の皆さん必見!手軽な夏バテ対策フードをご紹介しちゃいます。
それはずばり、「漬物」です!
夏バテの正体
夏バテ夏バテ、というけれど、実際夏バテの何が問題なのでしょうか?漬物の魅力をお話する前に、まずは夏バテの正体から解明していきましょう。
実は夏バテに、特定の病原菌や症状はありません。夏場に起こりやすい、ぼんやりとした体の不調を総じて「夏バテ」と呼ぶのでしょう。ですから、人によって症状も対策方法もさまざま、残念ながら特効薬もありません。ですが、基本的に問題の根本にあるのは「エネルギー不足」だと言われています。
猛暑への対抗はもちろん、太陽が降り注ぐ屋外とクーラーの効いた部屋との行き来による体温調節で多くのエネルギーを消費する日中。にもかかわらず、睡眠不足の原因になる寝苦しい熱帯夜。さらに、冷たいものばかりを食べたり、食事の量が極端に減ったりとエネルギー補給も怠りがちです。こんな生活を続けると、なんとなくだるい、風邪っぽい、といった「夏バテ」状態に突入してしまうのです。
そこで救世主・漬物の登場
そんな夏バテさんは、手軽に、効果的にエネルギーを補給する必要があります。ですが、しっかりとした食事が大事とわかっていても、どうしてもさっぱりしたものが恋しい…ここでオススメしたいのが、みんな大好きお漬物。冷たくて爽やかな漬物なら、食欲があまりなくても食べられますよね。
たくさん種類のある漬物ですが、どれも夏バテ対策にぴったり。まず、汗をかいた体に嬉しいのが漬物に含まれる豊富なミネラルです。そして野菜から得られるたっぷりビタミンは、免疫力を高めてくれます。さらに塩味のきいた漬物はごはんによく合い、食欲回復も期待できますね。
漬物の長い歴史
夏バテ中の方にもってこいの漬物、非常に古くから私たち日本人を支えてくれていたようです。なんと奈良時代にはすでに、漬物についての記録があったのだそう!塩分が食材の保存に効くことを、人々は知っていたのでしょうね。当時は、今でも人気のナスや、なんとモモなどの果実も漬物にしていたそうです。その後各地で野菜の種類や漬け方に変化が生まれ、豊かな漬物文化が形成されました。
今も愛される漬け方の多くが確立したのは江戸時代です。例えば漬物の代表・ぬか漬けができたのもこの時代。家庭で管理できるぬか漬けの登場で、漬物の存在はぐっと身近なものになりました。
自分でつくるオススメ漬物
毎日食べたい漬物、やっぱり手作りが一番ですよね。そこで最後に、手軽に作ることができる漬物をご紹介します。まずは誰でも簡単・浅漬けのご紹介。さっと作って、さっと食べられる、漬物の魅力がぎゅっとつまっています。
また、家庭の漬物といえばぬか漬けですが、こちらも野菜をぽんと入れるだけで済むので忙しい方にも安心です。本格的なぬか床の管理はハードルが高いですが、市販のビニールに入ったぬか床を使えば、気軽に挑戦することができますよ。冷蔵庫で管理できるので、気になった方は是非チェックしてみてください。
この夏は、手作り漬物で、夏バテをやっつけましょう!