今年の母の日は5月8日。日頃の感謝を込めて母親に贈り物をする人が多いでしょう。母の日の贈り物といえばカーネーションが定番ですが、その習慣が根付いたのはいつからかご存知ですか?
そもそもの始まり
母の日ができた経緯には諸説ありますが、
- 古代ローマ時代に、神々の母と言われていたリーアに感謝を捧げる春祭りが起源
- 17世紀イギリスで定められていたマザーズ・サンデーという、出稼ぎ労働者が母親と過ごすために里帰りできる日が起源
この2つが有力だと言われています。はっきりしたことは分かっていませんが、かなり古くから母親を大切にしようという意識があったのですね。
では、カーネーションを贈る習慣はいつから始まったのでしょう。20世紀初めのアメリカ、母親を亡くした女性アンナ・ジャービスが、追悼会の際に参加者に白いカーネーションを配ったのが始まりです。
それが5月の第2日曜日だったため、アメリカでの母の日は毎年その日になっていました。
日本の母の日は3月6日だった?
日本で初めて母の日のイベントが行われたのは、明治時代末期のようです。そして、当時の皇后で明治天皇の妻・香淳皇后の誕生日である3月6日が母の日と決められました。皇后は日本の母であるという考え方によるものですね。その後、お菓子メーカーが母の日の宣伝をするようになり、徐々に母の日が浸透していきました。
さらに時が経つと、日本はアメリカの影響を強く受けるようになり、最終的に母の日はアメリカと同じ5月の第2日曜日となります。
カーネーションの色の意味
日本で贈るカーネーションは、初めは赤が一般的でした。白いカーネーションを贈ったのが始まりなのに何故、と思う方もいらっしゃるでしょう。アンナが捧げた白いカーネーションは亡くなった母親のためのものでした。そのため、健在である母親には赤いカーネーションを贈るようになったのです。
現在ではカーネーションの色はバリエーション豊かです。色ごとに意味があるので少しご紹介します。
- 赤
- 母への愛、情熱
- ピンク
- 感謝、美しい仕草
- 白
- 亡き母を偲ぶ、尊敬
- 黄
- 友情、美、嫉妬
- 紫
- 気品、誇り
最近では青いカーネーションや何色か混ざったカーネーションなど、珍しいものもでてきています。意味だけにこだわらず、相手に1番贈りたいものを選べると良いですね。
カーネーション以外のおすすめプレゼント
カーネーション以外にも、最近はお菓子などの食べ物、お財布や鞄、和食器などの日用品を贈る方も増えています。普段使い出来るものだとずっと使えるのでお母さんも喜ぶのではないでしょうか。
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終わりに
アメリカで始まった習慣は日本以外の国々にも広まっています。贈るのは菊の花だったりジャスミンだったり食べ物だったり、贈る相手は母親に限らず女性全般や先生だったり。
国ごとに祝い方は違いますが、お世話になっている人への感謝は万国共通です。今年も年に1回の機会に、普段からの感謝を相手に表現したいですね。