もうあと3年足らずで東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね。
開催地が東京に決まったときから、ずっと日本中がそわそわしているような気がします。
エンブレムが決まるのには時間がかかっていましたが、最終的に決まった模様はとても注目されましたね。
歴史的で普遍的
そのエンブレムに使われている市松模様について今回は調べてみました。
まず名前の由来ですが、以前の記事(「守って下さい、いちまさん!」)に出てくる市松人形のモデル「佐野川市松」が関係しています。
江戸時代の大人気歌舞伎役者ですから、やはり色々なものに影響を及ぼしているのですね。
江戸時代の人々の歌舞伎への関心の高さもうかがえます。
市松がトレードマークとしてよく着用していた袴の柄がこのチェック柄だったそう。
チェック柄自体はかなりシンプルな図案のため世界中に無数に存在し、どこが発祥かも定かではないのだとか。
市松模様のチェックはブロックチェックとも呼ばれています。
日本国内で最古のものだと、古墳時代の埴輪に市松模様が使われているのが確認されています。
とってもお洒落!
派手さだけがお洒落じゃない
江戸では他にどんな柄が好まれていたのでしょうか。
はじめは華やかで目立つ大柄が流行っていました。
しかし奢侈禁止令(贅沢なことや派手な服装を禁じる令)が度々出され、今度は繊細で巧妙な柄でお洒落を楽しむようになりました。
お触れに反しないようにしながらも、抜け道を探して粋を貫くところはさすが江戸っ子です。
特に、男女ともに縞柄の着物が流行っていました。
縞は細ければ細かいほど格が高いとされ、染めるのも難しかったそうです。
終わりに
筆者も着物が好きなので、着物の柄を制限されてしまったら悲しいだろうな…と考えながら書いていました。
市松模様を使った着物は今でももちろんあります。
派手な色合いにして大きめにプリントしてあると、古典でもポップで新鮮な感じがします。
[goods_box ahref='https://t.felmat.net/fmcl?ak=J547W.2.I19791_H.P85830' goods_name="青藍紋様 長角皿4枚セット" img='' price='5000' description='お魚でもお肉でも、デザートでも。古典と今様の融合で、豊かな恵みを楽しむ食卓に。']