伊勢崎絣

伊勢崎絣の歴史~伝統の技法が紡ぎ出す独特の風合い~

伊勢崎絣の歴史を年代別にかんたんに紹介

17世紀後半: 伊勢崎絣が群馬県伊勢崎市で本格的に生産され始める。
江戸時代: 太織と呼ばれる渋味のある縞柄の絹織物が誕生し、京都へ広がる。
明治時代から昭和時代: 「伊勢崎銘仙」として全国的に知られるようになる。
1975年以降: 経済産業省によって伝統的工芸品に指定される。​​

伊勢崎絣の歴史(詳細)

「伊勢崎絣」の歴史は、古代にさかのぼることができますが、産地として確立されたのは17世紀後半です。この時期から伊勢崎絣は群馬県伊勢崎市で本格的に生産され始めました。この地域では古くから養蚕が盛んであり、得られる生糸(絹)が街の発展を支えていました。

江戸時代には、太織と呼ばれる渋味のある縞柄の絹織物が生まれ、京都へと広がりました。

伊勢崎絣の特色は、括り絣、板締絣、捺染加工などの技法にあり、単純な柄から精密な模様まで、絹の風合いを生かした手作りの絣が多様に作られています。

明治時代から昭和にかけては、「伊勢崎銘仙」として全国的に名を馳せました。そして、1975年以降、経済産業省によって伝統的工芸品に指定されています。今日でも、伊勢崎絣はその伝統と技術により多くの人々に親しまれています。

-伊勢崎絣