カフェやコンビニ、お土産もの屋さんなど、いろいろな場面で抹茶の商品に出会えますよね。抹茶スイーツブームはとどまることを知らず、特に女子からの支持は絶大!
私の周りにも、「抹茶」という言葉には目がないという女の子がいっぱいです。今回は、みんな大好きな抹茶についての豆知識をまとめてみました!
抹茶は手間暇かけた貴重なお茶
抹茶といっても、見た目はただの「お茶の粉」ですよね。粉末緑茶と見比べても、あんまり違いがわかりません。でも抹茶は、作るのにとても手間のかかる、貴重なお茶なんです。
というのも、抹茶の原料となる碾茶(テンチャ)は、普通の茶葉と育て方が違います。碾茶の茶葉を育てるときは、よしず棚などを使って強い日差しを和らげる工夫がされます。これは強い光を浴びると、旨み成分である「テアニン」が減ってしまうからです。
直射日光から守って大事に育てた茶葉を、さらに石臼などで砕いてやっとできるのが抹茶!手間の分だけ、旨みの多い、美味しい抹茶ができるんですね。
抹茶ブームの大元は鎌倉時代?!
もともとお茶は漢方薬のひとつとして、中国で誕生したものです。それはなんと紀元前2700年ころのこと!お茶はとても歴史が長いのです。
そして、お茶の粉末をお湯の中に入れてかき混ぜる「抹茶法」を日本に伝えたのは、臨済宗の開祖・栄西。彼は栽培法や効用を記したお茶に関する日本最古の文献「喫茶養生記」を著し、鎌倉幕府の3代将軍・源実朝に献上したそうです。
そうして貴族から武士、武士から庶民へと伝わり、現在のようにみんなから愛される抹茶になりました。
つまり、今私たちが抹茶を楽しめるのは、栄西さんのおかげ!栄西さん、グッジョブです!
ハーゲンダッツ・グリーンティのこだわり
出典:mery.jp
先ほど茶葉の育て方について触れましたが、強い日差しは旨みだけでなく、きれいな色味も攻撃してしまうんです。
そんな日差しに弱い抹茶を守るために工夫を凝らした商品が、みなさんご存知のハーゲンダッツ・グリーンティ。グリーンティのカップには特別に、他のフレーバーには使用していない光を通さない素材を使い、光から抹茶の色と美味しさを守っているのだそうです。発売から20年、不動の人気を誇るのも、そんなこだわりのおかげなんですね。
おしくて優秀!テアニンの効能
抹茶は他のお茶に比べて「テアニン」が多く含まれているとご紹介しました。この旨み成分「テアニン」には、おいしさの他にも注目のパワーがたくさん!集中力アップ、記憶力向上、さらには睡眠改善やリラックス効果など、嬉しい効果をもたらしてくれるんです。
ただし、抹茶はカフェインも含みますから、寝る前にはご注意ください。
抹茶で元気な春を迎えよう
いかがでしたか?
抹茶の裏側や歴史、効果を知ると、ますます好きになっちゃいますよね!
抹茶は「テアニン」の他にビタミンCも豊富なので、季節の変わり目の今の時期、風邪予防にもおすすめですよ。
元気もおいしさも届けてくれる抹茶と、素敵な春を迎えましょう!