伝統工芸品

おしゃれなビールグラスおすすめ6選。形や素材の特徴、選び方を解説

ビールを美味しく飲むためにこだわりたいのが、ビールグラス。ビールグラスは種類が豊富で、おしゃれなデザインのものもたくさんあります。自分用としてはもちろん、男性へのプレゼントや父の日、結婚祝いなど、プレゼントとしても人気です。

そこで今回は、贈り物におすすめのおしゃれなビールグラスをご紹介します。形や素材の特徴、選び方も合わせてチェックしてみてくださいね。

目次

ビールグラスの特徴と魅力

缶ビールをそのままの状態で飲むこともできますが、ひと手間をかけてグラスに注げば、香りや泡立ちがよくなりさらに美味しく楽しむことができます。しかし、ビールグラスによって、相性の良いビールや美味しさの違いがあるということをご存じでしょうか。

ビールの味わいはビールグラスの形状や素材にも影響を受けるため、普段飲んでいるビールがまた違った美味しさに感じられるのです。

また、伝統工芸品として展開されているビールグラスなどもあり、その種類はとても豊富。こだわって選べば高級感や特別感も演出でき、おしゃれなプレゼントとして喜ばれるでしょう

 美味しく飲めるビールグラスの選び方

相性の良いビールは、ビールグラスによって変わります。ここでは、より美味しくビールを楽しむためのグラスの選び方をご紹介します。

素材で選ぶ

ビールグラスの素材には、主にガラス製・陶器製・ステンレス製・錫製の4つがあります。それぞれの特徴を詳しく知って、ビールグラス選びに役立ててみてくださいね。

見た目でも楽しめるガラス

素材としては、最も一般的で手に入れやすいのがガラス素材。透明感があるので、ビールや泡の色など、見た目でも楽しめるのが特徴です。そのため、ビールを視覚的にも楽しみたい人におすすめの素材です。

飲み口の広さやガラスの厚さ、形状にこだわりがある商品も多く、幅広いラインナップのなかから選ぶことができます。ガラス製のビールグラスは優雅な印象なので、おしゃれなイタリアンやフレンチ、パーティーシーンにもぴったりです。

クリーミーな泡を楽しめる陶器

きめ細かい泡を作ってくれる、陶器のビールグラス。グラスの内側の凹凸によって、クリーミーで消えにくい泡をつくることが特徴です。陶器の魅力は、素材から感じられる温もりと重厚感。口当たりがやさしいだけでなく、保温性能が高く手や外気の影響を受けにくいため、適温を長時間キープできることも魅力です。

ただし、陶器のビールグラスの内側に「釉薬(ゆうやく)」が使われているタイプは、凹凸が少なくつるつるとした形状になります。その場合は、クリーミーな泡ができにくいので注意が必要です。

冷たさをキープできるステンレス

ステンレスのビールグラスで最も注目したい特徴は「熱伝導率」です。グラスをキンキンに冷やしてからビールを注げば、冷たさをキープしながら楽しめます。

また、グラスの外側に水滴がつかないのもメリット。錆びにくく、割れる心配がないため、日常使いだけでなくアウトドアにもぴったりですよ。二層構造になっているものはより保冷効果が期待できるため、保冷効果を重視する人にもおすすめです。

熱伝導率が高くサビにくい錫

錫のビールグラスも熱伝導率が高く、冷たいビールを長く楽しめるのが魅力。グラスを冷蔵庫に入れておくと、比較的時間がかからずに冷やすことができます。

また錫には、不純物を溶かしたり、抗菌性があったりなど独特の特徴があります。サビや腐食にも強く、変質、変色しにくいためお手入れがラクなのも注目したいポイント。繊細で高級感のある見た目だけでなく、サビにくい=末永い繁栄を願うという意味も込められるため贈り物としても人気です。

形状で選ぶ

素材の次に注目したいのが、形状です。ビールグラスの形状は、主に6種類あります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。

 ビールをすっきり味わえるピルスナーグラス

ピルスナーグラスは、細くて背が高いのが目印。飲み口に向かって、直線的に広がっているタイプです。きめ細かい泡立ち、薄い飲み口が特徴で、その名のとおりピルスナービールと相性が良いと言われています。よりすっきりとした味わいが好みの人におすすめです。

イギリスのエールビールとの相性が良いパイントグラス

パイントグラスは、1パイントで1杯の容量で、イギリスのエールビールなどに使用されることが多いビールグラスです。形状はさまざまですが、円錐(えんすい)型の「コニカル」、膨らみの付いた「ノニック」が一般的なタイプ。アメリカとイギリスでは、同じ1パイント表記でも容量が異なるため注意が必要です。

飲食店でお馴染みの、ゴクゴク飲めるビアジョッキ

居酒屋などの飲食店でお馴染みのビアジョッキ。ビールと言えば、持ち手が付いたジョッキを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ビアジョッキの醍醐味は、何と言ってもゴクゴクと飲むことで味わえる、ビールのコクとのどごし。一般的に素材が厚手なので、冷たさをキープすることができます。ホップの苦味とともに、マイルドな味わいが楽しめるラガービールと相性が良いと言われています。

 泡と香りをより楽しめるチューリップ型グラス

飲み口部分が内側にカーブしており、中に香りがこもりやすいチューリップグラス。泡持ちもよく、炭酸や旨みをしっかり堪能できます。ビールを注ぐとグラスの中で対流し、程よくかき混ぜられるため、深い香りが立ちやすいのが特徴です。

エールビールやフルーツビールなど、香りと味わいを楽しみたいビールとの相性抜群。グラスの半分まで注いで飲むと、香りがグラス内いっぱいになり、風味と味わいをより感じられます。

飲んでいる時も泡を作り続けるヴァイツェングラス

その名のとおり、ヴァイツェンビールと相性が良い、ドイツ生まれの白ビール用グラスとして知られるヴァイツェングラス。底は狭く曲線が美しい膨らみがあることで、飲んでいる間も泡を作り出すのが特徴です。ヴァイツェングラスは背が高く、見た目も優雅なため目でもビールを楽しめます。

飲み口で選ぶ

ビールグラスを飲み口で選びたい場合は、以下のようなポイントを参考にしてみてください。

飲み口薄い:ゆっくりスムーズに飲める。繊細なビールの味わいを楽しめる
飲み口厚い:一度にたくさんのビールが口の中に流れ込むため、豪快な飲み心地を楽しめる。味よりも喉越し重視の人におすすめ

飲み口狭い:炭酸や泡が抜けにくいため、ゴクゴク飲みたいビールと相性良い。喉越しやキレをキープできるのが特徴
飲み口広い:アルコール度数の高いビールや、ビール本来のの香りを楽しみたい時にぴったり

容量・サイズで選ぶ

ビールグラスを容量やサイズで選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

一気にゴクゴク飲みたいビールはもちろん、ゆっくりと時間をかけて楽しみたいビールも、小さいサイズのグラスは向きません。ビール酵母は底に沈みやすいため、何度も少しずつ分けて注いでいると酵母の濃さが変わり、味も変わってしまうためです。

おすすめは、缶ビールならよく飲む一缶が、クラフトビールなら小瓶が一本注ぎきれるようなサイズ感のビールグラスです。自分用だけでなく、プレゼントとして選ぶ際にも意識してみてください。

 ブランド・デザインで選ぶ

プレゼントの場合は特に、ブランドやデザインにこだわって選びたいもの。有名ブランドや伝統工芸品のビールグラスは、自分ではなかなか買うことがなくても、もらうと嬉しいのではないでしょうか。グラスに名前を彫ってオリジナルをつくれるものもあり、記念品としても喜ばれることでしょう。

 長くビールグラスを使うために気を付けること

せっかくこだわって買ったもの、大切な人たちにもらったものは長く使いたいですよね。そのためには、正しいお手入れ、使用方法を守ることが重要です。ここでは、お手入れ方法や取り扱いの注意点などをご紹介します。

正しい方法で手入れする

温度変化に非常に弱いガラスは、熱湯で洗うのはNGです。急激な温度変化で割れてしまうこともあります。衛生面が気になる場合は、食器用のアルコールスプレーなどをひと吹きすると良いでしょう。また、ビールグラスが食洗機に対応していないことも多いため、必ず使用可能か事前にチェックすることをおすすめします。

手洗いの場合も、薄いグラスは水圧や力加減に注意が必要。ほかの食器とぶつかり、ひびが入ったり割れてしまったりすることがあるので、スポンジでやさしく丁寧に洗うことを心がけてみてください。

  冷凍はOKか確認する

ビールグラスの冷凍はOKかを確認しておきましょう。特にガラスは温度変化に弱いため、高温だけではなく低温過ぎても割れてしまうことがあります。また、冷凍庫でビールグラスを長時間冷やし過ぎることで、ビール本来の美味しさが損なわれることも。適度に冷やすためには、冷蔵庫で冷やすことをおすすめします。

 プレゼントにおすすめのビールグラス6選

ビールグラスは種類が豊富で、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

ここでは、プレゼントにおすすめのビールグラスを6つご紹介します。

女性におすすめのおしゃれで可愛いビールグラス

女性へのプレゼントにおすすめのビールグラスをご紹介。シンプルながらおしゃれで可愛いデザインのものを集めました。

冷感桜舞富士山 宝永グラス  クリア【温度で変化 江戸硝子 日本製 ビールグラス】

ぽってりとしたフォルムが可愛らしい、江戸硝子のビールグラス。日本の象徴である富士山をモチーフに、硝子職人が一つ一つ丁寧に作り上げた逸品です。火口の窪みや、富士さくらの彫りがあしらわれたこだわりのデザインが目を惹きます。

この彫りには、楽しい「しかけ」も。白色の桜の柄が冷たいビールを注ぐことでピンク色に色づき、華やかさを演出するのです。飲み物が注がれ17度以下になると色づき、常温になると色が元に戻るという高度な技法がほどこされています。

【日本製】九谷和グラス 麦酒グラス(格子)めばえ

九谷焼でできた華やかな台座と、手づくり吹き硝子(江戸硝子)を融合させたビールグラス。九谷焼の名工と謳われた初代文吉の色絵技術を受け継ぎ、明るい色彩で仕上げられた台座と、吹き硝子ならではの透明感のあるガラスの美しさに目を奪われます。

シンプルで普段使いしやすいおすすめのビールグラス

ここでは、食卓に溶け込む普段使いしやすいシンプルなビールグラスをご紹介します。

贈る相手を選ばず、どんな人にもプレゼントしやすいでしょう。

【九谷和窯】 泡がおいしい泡多長ビアカップ 窯変 250cc

「焼き物」の醍醐味である多彩な色合いが魅力の、九谷焼の陶器製ビールグラス。有名ビールメーカーの記念品としても使用されたモデルなのだとか。グラスの内側がざらざらとした質感になっているので、ホイップのようなクリーミーできめ細やかな泡ができ「泡まで美味しい」ビールを飲むことができます。

缶ビール専用の350㏄という絶妙な容量で作られているので、たっぷりとゴクゴク飲みたい人へのプレゼントにぴったりです。素地に厚みがあるため保冷効果が長持ちするのも嬉しいところ。持ちやすく、クセのないシンプルなデザインで好みを問わず長く愛用していただけるでしょう。

 錫製タンブラー スタンダード 1146-024

一つひとつ職人によって手作りされた錫製のビールグラス。口当りがよく、大阪浪華錫器ならではの、クリーミーな泡立ちが特徴です。また、錫ならではのキリリとした冷え方も魅力。冷えたビールを少しずつ注いで飲みたい人におすすめです。

ペアセットでおすすめのビールグラス

硝子職人歴 五十余年「現代の名工」片桐久夫監修のもと、東京墨田区の松徳硝子の職人によって、熟練の技で作り上げられた『うすはり』。電球を作る技術によって、手作りだからこそできる繊細で均一な薄さを実現しています。

うすはりの特徴は、唇に当たる面積が小さいためビール本来の味を引き出してくれること。

 鼓(つづみ)をモチーフにした流れる様な美しいフォルムにより、ビールがグラスから口元へと緩やかに注がれます。すっきりとした細身のフォルムなので女性の手でも持ちやすく、指先が美しく見えるのも魅力です。

サーモス 真空断熱ペアタンブラーJCY-320GP1(SM)

「魔法瓶」のパイオニアとして知られるサーモス。水筒やスープジャーをはじめ、あらゆるキッチンツールを展開する世界120か国で愛されているブランドです。断熱技術のスペシャリストとして知られるサーモスの「真空断熱タンブラー」は、ビールグラスとしても最適です。取り扱いしやすい真空二重構造のステンレス製、シンプルイズベストなデザインなので、好みに左右されずどんな人にも喜ばれるでしょう。

ハレトケギフトで、おしゃれなビールグラスを選ぼう

一日の疲れを癒したり、週末のご褒美として楽しんだり…ビールを飲むひとときは、どんな人にとっても至福の時間なのではないでしょうか。そんな時間に寄り添う素敵なビールグラスが、ハレトケギフトには多数揃っています。

伝統工芸品など、普段はなかなか手に取らない製品だからこそ、プレゼントすることで話題が広がったり思い出に残ったりすることでしょう。ぜひ、あなたもおしゃれなビールグラスを大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。

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