満年齢60歳（数え年で61歳）を迎えたときに行われる、長寿を祝う伝統的な行事・還暦祝い。還暦祝いにはプレゼントを贈る習慣がありますが、どんなプレゼントを選んだらよいのでしょうか。
プレゼントを贈る際は相手との関係性を考えると、自ずとぴったりの品物や予算の目安が見えてきて、相手に喜ばれるよいプレゼント選びができます。例えば、自分の母親に贈るのか、職場の上司に贈るのか、それとも長年つきあってきた友人に贈るのか――。それによってプレゼントの選び方も変わるのです。
この記事では贈る相手別に、女性に贈ったら喜ばれる還暦祝いを紹介します。また併せて、還暦祝いを贈るときのマナーも解説。せっかくのお祝いの贈り物がマナー違反にならないように、ギフトを贈る前に知っておきましょう。
目次
女性向け還暦祝いの選び方
まず初めに、女性に還暦祝いを贈る場合のマナーなどについて紹介します。女性に還暦祝いを贈るときに意識するとよい点、また避けたほうがよいもの、還暦を祝うタイミングや還暦祝いで行って喜ばれることなどをまとめてみました。
60歳の女性には何を贈ればいい？
「年代が違うとどんなプレゼントが喜ばれるのかわからない…」という人も多いのではないでしょうか。
60歳というと、人生100年時代の現代においては若々しく、まだまだ現役で社会活動をされている方も多いですが、一般的には大変だった子育てを終えて子どもも自立していたり、あるいは早期退職するなど仕事にひと区切りをつけたりして、公私ともに人生の節目を迎え、第二の人生を謳歌している年齢に当たります。
また60歳は還暦、古希、喜寿……と続いていく、人生の節目を祝う「長寿祝い」のはじまりの年齢でもあります。年齢を基準とする人生の節目を初めて迎えるということは感慨深く、その節目を大事にしたいという想いもひとしおではないでしょうか。そうした想いに寄り添えるように、特別な節目を迎える記念として、心に残り、記念に残るプレゼントをぜひ贈りたいものですね。
それでは、どんなプレゼントが還暦を迎える女性の記念に残るでしょうか。次から見ていきます。
日常的に使えるもの
プレゼントを目にすると、贈られたときの記憶もよみがえりやすいものです。普段から身につけて使えるものは、手に取ったり目にしたりする頻度も高く、還暦祝いの喜びを思い起こす機会も自然と増えます。そのため、特別な節目に贈る記念品としてよいギフトとなるでしょう。
また、長く使える丈夫なアイテムも長寿祝いの品としてぴったりです。例えばアクセサリーを日常的に身につけている女性なら、イヤリングやピアス、ネックレスといったジュエリーがおすすめです。腕時計や財布、鞄、キーケースなど長く愛用できるものもよいでしょう。
還暦のテーマカラー「赤色」にちなんだもの
「長寿祝い」にはそれぞれテーマカラーがあり、60歳・還暦のカラーは「赤色」です。赤色には魔除け、病気除けの意味があるとされ、古来より縁起のよい色といわれています。
こうした意味合いから、還暦祝いには「赤色」のアイテムを選ぶという方法もあります。赤は明るく華やかで、好みが分かれやすい色かもしれません。
しかし例えばストール、マフラー、手袋、傘などファッション小物の中から赤色のアイテムを選んでみると、メインカラーを引き立てる差し色として取り入れることができ、ファッションをよりいっそう楽しめるギフトとなるでしょう。
普段自分では購入しないもの
普段自分では買わないものをプレゼントされると、サプライズ感や特別感があり、嬉しく感じる人も多いでしょう。
そうしたギフトの代表例には、まず花束が挙げられます。花束を自分のために買う人は少ないものです。還暦祝いなら60歳にちなみ、華やかで豪華、品のある赤いバラを60本贈るとスペシャルな演出になるでしょう。
また、伝統工芸品といったたしかな技術で作り上げられる上質な品物は、日常をワンランクアップさせてくれるアイテムとなり、還暦のお祝いにもおすすめです。伝統工芸品を自分で普段使いするために買うことは少ないため、贈られると喜ばれる人も多いでしょう。
実用性があるもの
贈る相手の好みがわからないという場合は、贈られても困らないアイテムを選ぶのが無難です。例えばエプロンやコップ、グラス、タンブラー、タオルといったキッチンまわりのアイテムなどがよいでしょう。
お菓子やお酒、調味料などのいわゆる「消えもの」もおすすめです。贈られた側も受け取りやすいため、相手の好みがわからない場合はそういったものを選んでみてください。また、母親など気心の知れた身近な人には、ロボット掃除機やマッサージ機など少し高価な電化製品なども喜ばれるでしょう。
ただし、部下から上司に贈る場合は注意が必要です。仕事で使える実用的なアイテム、例えば名刺入れなどをお祝いの品として贈るときは、「このアイテムでこれからももっと仕事をがんばれ」という意味合いが生まれます。60歳を過ぎて働く人には嬉しいプレゼントかもしれませんが、上司に対する品物としては失礼にあたると受け取られる場合もありますので、できれば避けたほうが無難でしょう。
女性への還暦祝いで避けた方がいいプレゼントはある？
女性に限らず、「死」や「老い」、「苦しみ」などを連想させるものは贈らないようにしましょう。
例えばお茶は、弔事でよく利用され、「死」を連想させるものとされます。ほかには、パジャマは「寝込む」、櫛（くし）は「苦」や「死」、ハンカチは「手切れ」、刃物は「縁を切る」といったように、ネガティブな意味合いに通じるとされ、お祝いの品物には適さないといわれています。
しかし近年では、「縁を切る」刃物は災いを断ち切る、未来を切り開くとされ、縁起の良いものとして贈られる場合もあるようです。とはいえ、昔ながらの慣習を重んじる相手には誤解を与えるかもしれません。できる限り、昔からタブーとされた贈り物は控えたほうがよいでしょう。
また女性の場合は、年齢を周知させるような品物は贈らないことです。例えば、近頃は赤いちゃんちゃんこの代わりに、赤いTシャツを贈る傾向が見られますが、そうした際にデザインに「60歳」と入れるケースもあるよう。こういったTシャツは女性だと身につけにくくなるので、できればさりげないデザインのものを選ぶとよいでしょう。
還暦祝いをするタイミングは？
基本的には、60歳の誕生日を目安にお祝いをします。昔は生まれた年を1歳とし、新年のたびに1つ歳を加えて数える「数え年」でお祝いすることが多かったそうですが、近年は生まれた日を0歳とし、次の生まれた日がきたら1つ歳を加えて数える「満年齢」を基準として、満60歳の誕生日を迎えた年に還暦祝いをするのが一般的です。
還暦祝いをする日に厳密な決まりはありませんが、誕生日の前祝いはタブーとする慣習もあります。お祝いの品物を贈る場合は誕生日当日か、もしくは過ぎてからがよいでしょう。
親族が集まっての食事会などを行う場合は、スケジュールに余裕をもって周囲と相談し、ご本人の予定を第一に考慮し、お盆や正月、大型連休など参加者が集まりやすい時期に開くといいでしょう。
還暦祝いは何をすればいい？
還暦祝いには、記念になるプレゼントを贈ったり食事会を開いたりしてお祝いすることが多いでしょう。
還暦祝いのプレゼントの相場は、両親に贈るなら3万円～5万円ほど、祖父母に贈るなら1万円～3万円ほど、兄弟姉妹に贈るなら5,000円～2万円ほど、叔母や叔父といった親戚なら5,000円～1万円ほど、また上司や知人などに贈る場合は5,000円～1万円ほどが一般的です。
食事会を別途開く場合は、一人当たりの予算は3,000円～5,000円が相場といわれています。両親にプレゼントを贈る際、兄弟姉妹と一緒にお祝いできる人はお金を出し合ってプレゼントを選べば、費用負担も軽減できるでしょう。
上司や恩師になどに贈る場合も、職場の同僚や同じ部署の仲間、同級生とお金を出し合うのもいいでしょう。
女性に贈ったら喜ばれる定番の還暦祝いのプレゼント25選！
女性に還暦祝いを贈る場合のマナーなどについて詳しくご紹介してきましたが、それでは、具体的にどんなプレゼントを贈ると喜ばれるのでしょうか。贈る相手別におすすめのアイテムをピックアップしましたので、贈る際の参考にされてください。
母やおば、姉などの家族・親族におすすめの還暦祝い
身近な女性の家族や親族におすすめの還暦祝いをご紹介します。母親に贈るときは兄妹姉妹などとお金を出し合って高価な品物を選ぶのもおすすめです。普段身近な相手だからこそ、特別感があって記念に残るギフトを選びましょう。日頃の感謝の気持ちも伝わりやすく、贈った相手にも喜ばれるはずです。
ガーネット ネックレス
深い赤色が魅力的なガーネットはシックで品があり、普段使いからフォーマルなシーンまでと幅広い場面で重宝される宝石です。愛や実り、生命力を象徴するパワーストーンとしても知られています。
ガーネットは華やかさや艶やかさがありながらも落ち着いた雰囲気があり、大人の女性に支持され、還暦祝いとしても人気です。
ダイヤモンドが添えられたデザインであれば、よりいっそうのエレガントさを演出してくれるでしょう。胸元で美しく存在感のある輝きを放ちます。母親に還暦祝いとしてサプライズプレゼントしたら喜ばれた、という口コミもありました。
エルメス Hermes マグカップ
還暦のテーマカラーである赤が用いられたエルメスのマグカップです。1837年にフランスパリで生まれたエルメスは、言わずと知れた世界中の女性を虜にする憧れのハイブランド。「ガダルキヴィール レッド」は燃えるような深い赤色が印象的なシリーズです。
マグカップは普段使いのイメージがありますが、ハイブランドのものを選べば特別な贈り物、記念の品となるでしょう。デザイン性の高いマグカップであれば、優雅なティータイムを過ごせることはもちろん、インテリアとして部屋に飾っておくこともできます。
ルキア腕時計 セイコー時計
セイコーのルキアは女性向けのお祝いのギフト、プレゼントとして人気のあるブランドです。世界的パティシエ・フランスの「ピエール・エルメ」とのコラボレーションモデル「イスパハン」は、その名前がついた人気ケーキをイメージして作られた腕時計。
バラとライチのクリームを表したピンクグラデーションのダイヤルに、フランボワーズを思わせるピンクサファイアがあしらわれています。アワーマークやレザーバンドに赤が取り入られているので、還暦祝いのギフトにもぴったりです。
価格は10万円台と高価ですので、お金を出し合って購入したり奮発したりしたいときにおすすめです。長く愛用できて、記念に残る贈り物になるでしょう。
ルンバ i2 アイロボット
家事の手助けになる家電をプレゼントするのはいかがでしょうか。リーズナブルかつ実用的な家電がいろいろと発売されていますが、中でもお掃除ロボットの「ルンバ」がおすすめ。ルンバは日本での発売開始から20年が経つ家電ですが、まだ持っていない家庭も多く、3万円台～と手頃な価格で手に入るのが魅力です。
掃除機掛けは案外時間もかかり、60歳はまだまだ元気な人も多いですが、負担に感じる場合もあるでしょう。そうした毎日の家事を家電が代わりにやってくれることで、時間や気持ちにゆとりも生まれます。家事を担う人の気持ちを楽にしてくれる、心のこもったギフトになるでしょう。
1962年 蔵元オリジナル 木箱 ラッピング 付き リヴザルト
生まれ年のワインギフトはお酒が好きな人に喜ばれるでしょう。ワインの瓶の中には、作られた年の気候や時間の流れといったものが閉じ込められているもの。その経時とともに熟成を重ねてきたワインは琥珀色を帯び、熟成香を楽しめるようになります。また、渋みが減って、まろやかな口当たりへと変化していきます。
このように深みと格式を持った長期熟成ワインは、記念の年を祝うのにふさわしい特別感があり、還暦祝いのプレゼントにおすすめです。ちなみに2022年は1962年生まれ、2023年は1963年生まれの方が還暦の年にあたります。
濱野皮革工藝 クラッシーアーバン 長財布
濱野皮革工藝は、日本が世界に誇る王室ゆかりのロイヤルブランド。上質な皮革を用い、丁寧な作業で作られるバッグや小物は、1880年の誕生以来長きにわたって多くのファンに愛されています。
「クラシックアーバンシリーズ」の長財布はシンプルかつ飽きのこないデザインで使い勝手もよく、持つ人を選ばないことからプレゼントとしても人気のあるアイテムです。財布としては手頃な価格帯ながら、厳選された牛革を使った高級感のある仕上がりになっているのも喜ばれる理由のひとつです。
マニプリ 傘
パリをはじめヨーロッパで人気を集めている日本のファッションブランド「マニプリ manipuri」。繊細なデザインのオリジナルのスカーフをはじめ、傘やバッグ、ウエアまでさまざまなアイテムを展開しています。
マニプリの長傘は、ヴィンテージもののようなクラシックなデザインと、エレガントでシックな雰囲気が特徴的で大人の女性に支持されています。また、ハンドル部分にはブランドロゴがあり、より上品な印象を与えてくれます。
傘は実用的で普段使いのアイテムですが、傘としては高価な1万円台の品物になり、記念に残るギフトとしておすすめです。職人によって1本1本丁寧に仕上げられた日本製のものなので、長く愛用できるでしょう。
還暦祝いギフトセット 名入れエプロン 名入れフェイスタオル マグカップ
名入れエプロン、名入れフェイスタオル、3パターンの中から選べるマグカップがセットになった実用品ギフト。赤い色の生地に60の数字、干支などがおしゃれにデザインされた還暦祝いのプレゼントです。名入れができるので特別感があり、また還暦の記念品であることがわかりやすく、思い出にも残ります。
年齢がわかってしまうアイテムではありますが、家の中で使うアイテムであればあまり気にならない女性も多いでしょう。気兼ねのいらない親族への贈り物におすすめのギフトです。
≪日本製≫金箔富士 冷酒杯 金赤
日本酒が好きな人には、おしゃれな冷酒杯を贈るのもおすすめです。繊細なカットが施されたグラスに日本酒をそそぐと、きらきらと輝いたりゆらめいたり、さまざまな表情を見せてくれます。その様子に心も喜び、晩酌の時間がいっそう楽しくなるはずです。
還暦のお祝いには赤色や金色があしらわれたものを選ぶといいでしょう。富士山などの縁起物がデザインされたグラスならお祝いの品物としても最適です。また、冷酒杯は凝ったデザインのものが多いので、部屋に飾ってインテリアとしても楽しめます。
≪伝統の江戸切子≫ 重ね矢来 オールドグラス 赤
江戸時代にはじまった「江戸切子」は、その美しく巧みな伝統的模様が特徴的で、ギフトとしても絶大な人気を誇る伝統工芸品です。精巧な技術は東京の下町で受け継がれ、その技を持つ江戸切子の職人により、ひとつひとつ丁寧に作り上げられます。
江戸切子の素材にはクリスタルガラスとソーダガラスの2種類があり、クリスタルガラスは高価な印象とほどよい重みが、ソーダガラスは軽さと耐久性がそれぞれ特長として挙げられます。
還暦祝いには赤色のグラスがよいでしょう。「重ね矢来」には魔除け、「菊繋ぎ」には長寿や健康など、それぞれの模様には縁起のよい意味があるといわれていますので、その意味合いから選んでみるのもおすすめです。
女性の上司や先輩、同僚、恩師におすすめの還暦祝い
次に、女性の上司や先輩、同僚、恩師などにおすすめの還暦祝いを紹介します。上司や先輩、恩師など目上の人に贈る場合には、よりいっそうマナーに気を配り、アイテムの持つ意味が贈る相手にとって失礼に当たらないか、考えてみるといいでしょう。
キタムラ キーケース
明治15年、横浜・元町で誕生した老舗バッグブランド「キタムラ」。シンプルで上品なデザインが特長的で、仕事をする大人の女性たちに長く支持されてきた人気ブランドです。
キーケースはプレゼント小物として人気があり、革製品であればより長く愛用できるので記念品としておすすめです。
さまざまな色のアイテムが展開されていますので、贈る相手の好みのカラーを選ぶといいでしょう。わからない場合は、やはり還暦のテーマカラーである赤がおすすめです。
名入れボールペン パーカーIMコアライン
仕事の上司や学生時代の恩師などへの贈り物には、有名ブランドの文具も非常に喜ばれます。文具の中でもボールペンは、仕事でもプライベートでも活用でき、使う場面を選ばないプレゼントとして、贈る側も選びやすいアイテムです。
「パーカー」はイギリスの高級筆記具ブランドで、現代的で洗練されたデザインが特長的です。「パーカーIMコアライン」は手頃な価格ながら、手に馴染むすっきりとしたフォルムで長く愛用できるでしょう。名入れをして贈ることで、より記念に残る品物になります。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは生花を加工したもので、1年～2年ほどそのままの状態を楽しむことができます。長く楽しめることから記念品として用いられることも多く、祝い事に合ったアレンジのものを選べます。
還暦のお祝いには赤いバラを使ったものがおすすめです。華やかで上品なアレンジは、女性に喜ばれるでしょう。価格帯もさまざまなので、ひとりで贈る場合も、複数人でお金を出し合って贈る場合も、ちょうどよいものが見つかりやすいという利点もあります。
英王国愛用 Lochcarron of scotland 大判ストール
ストールは外出先でも家の中でも使えるため、贈る相手を選ばないファッション小物のひとつです。還暦にちなみ、赤色の入ったデザインがよいでしょう。
「Lochcarron（ロキャロン）」は英国王室とのつながりのあるイギリスのブランドで、世界的に知られるスコットランド伝統のタータンメーカーです。ロキャロンのタータンストールにはスコットランド製の上質なピュアウールが使われているので、薄くて軽いという特長を持ちながら、しっかりとした暖かさも感じられます。
漆陶そう吉 マグカップ シダ根来（赤）
重厚で艶やかな質感や深い色合いなど、さまざまな魅力を持つ伝統的な漆塗りのアイテム。朱漆の塗られた高級食器を還暦のお祝いに贈るのもおすすめです。
岐阜県土岐市の窯元・宗山窯が製造する陶器に漆を施したブランド「漆陶そう吉」。そのマグカップは陶器の温かみのある手触りや朱漆の鮮やかな色合いを長きにわたって楽しむことができるアイテムです。飲み口も口当たりよくデザインされ、ワンランク上のカフェタイムを演出してくれるでしょう。
祝還暦 名入れ オリジナル メッセージ カステラ
贈る相手の好みがわからない、贈った相手にあまり気を遣わせたくないというときには「消えもの」のプレゼントがおすすめです。近年では、消えもののひとつであるお菓子に直接名入れができるユニークなギフトも登場しています。
紹介するのはカステラに名入れができるギフトです。名前だけでなくメッセージを添えられるので、お祝いや感謝の気持ちを一緒に伝えることもできます。黄金色の華やかな見た目と甘い香り、ふんわりとした食感などから、贈答用のお菓子として古くから用いられてきたカステラは、還暦祝いにもぴったりのお菓子です。
名入れ スパークリング ワインプレゼント祝い 彫刻ボトル
お酒が好きな人への「消えもの」の贈り物には、やはりお酒がおすすめです。価格帯や種類などが豊富なので、予算や相手の好みに合ったギフトを選ぶことができるでしょう。
こちらのスパークリングワインは金箔入りで、ボトルに名前やメッセージを金色で彫刻できるギフトです。6,000円台という手頃な価格に加え、世界にひとつだけの特別な記念品となるため、還暦祝いとしても人気を集めています。彫刻のデザインは数種の中から選ぶことができます。
名入れ ゴルフマーカー
趣味を楽しむ女性には、趣味で使える実用的なアイテムを贈るのもいいでしょう。ゴルフが趣味の女性には、ゴルフマーカーを贈るのはいかがでしょうか。
紹介するのはオーダーメイドのイニシャルゴルフマーカーで、文字や色、ワンポイントなどを選ぶことができます。ゴルフマーカーはそのときの気分やウエアで使い分けるなど、いくつあっても活用できるものなので喜ばれるでしょう。
このように、趣味で使えるアイテムに3,000円台などの低価格で名入れできるアイテムが見つかる場合もありますので、探してみるのも一興です。
女性の友人におすすめの還暦祝い7選
続いて、親しい女性の友人におすすめの還暦祝いを紹介します。付き合いの長い友人であればぜひ相手の好みに合ったギフトを、好みがわからないときは実用性のあるものやサプライズ感のあるものを選んでみましょう。気心知れた友人には肩肘張らずに、でもいつもより少し特別感のあるお祝いがおすすめです。
女性向け体験ギフト 『Relax Gift（BLUE）』
活動的な女性や疲れを癒してもらいたいと思う相手には、“体験ギフト”がおすすめです。
紹介する“体験ギフト”は、ボディケア、ヘッドスパ、ネイル、ヨガ、フラワーレッスン、陶芸など、女性に嬉しい体験の中から行いたいものを選んで体験できるギフトです。休日や仕事帰りに街中で立ち寄ることができる人気の体験が集められています。
還暦という節目を迎えてなお、新しいチャレンジを続けていきたいと願う女性には、新たな体験を叶えるギフトとして喜ばれるでしょう。
バラ60本 花束
親しい友人をインパクト重視でとにかく驚かせたい、というときには、60本の赤いバラの花束を贈ってみるのはいかがでしょうか。赤がテーマカラーの還暦祝いに花を贈る場合は、高級感と品格があり、最上級の特別感を演出できる赤いバラがおすすめです。
60本のバラで作られる花束は想像以上に華やかで大きいもの。抱えきれないほどのサイズになり、ずっしりとした重さがあります。受け取った相手も大きくて豪華な花束に感動を覚えるはず。サプライズプレゼントにぴったりの贈り物です。
似顔絵 マグカップ
ほかの人たちと被らないプレゼントを探している、または贈る相手の好みからちょっと変わったプレゼントを探している、というときには、オリジナルでオーダーできるアイテムの中から探してみるといいでしょう。
ご紹介するのは、キャラ風にアレンジした似顔絵入りのマグカップをオーダーできるもの。赤いマグカップを選べば還暦祝いにもぴったりです。かしこまりすぎないけれど、きちんとした記念品にもなるオリジナルギフトで、喜ばれること請け合いです。
数字ケーキ
贈られた側も受け取りやすい「消えもの」を贈るときは、還暦という人生の節目を迎えた記念ということを念頭に置き、少し特別感のあるものを選びたいところ。
そこでおすすめなのが、数字に特別な想いを込めてくれる「数字ケーキ」。「60」の数字にいちごをあしらえば還暦祝いにもぴったりです。サプライズ感たっぷりかつフォトジェニックなケーキなので、複数人で集まり、本人を囲んでお祝いをするときにもおすすめ。5,000円台でオーダーできるのも魅力的です。
スワロフスキー ピアス イヤリング
あまり仰々しくしたくない、相手に気負わずに受け取ってもらいたいというときには、小さめでお手頃な価格のプチアクセサリーを贈るのがおすすめです。
スワロフスキーなどのクリスタルジュエリーや小ぶりだけれどダイヤモンドを品よくあしらったピアスやイヤリングなど、低価格帯ながら、顔周りをパッと華やかにしてくれるアイテムが見つかるでしょう。
プチアクセサリーは華奢でかわいいデザインのものが多く、普段使いにもちょっとしたお出かけにも、気軽に身につけられる使い勝手のいいアイテムです。
ディオール アディクト リップ マキシマイザー 名入れ
気の置けない友人の還暦祝いには、実用的かつ特別感のあるハイブランドコスメをギフトとして贈るのもよいでしょう。チークやアイシャドウ、リップなどの色物コスメなら、赤系を選ぶと還暦のお祝いにもぴったりのアイテムになります。
また、名前やメッセージを刻印できるオンラインサービスなどを実施しているブランドもあります。こうしたサービスを活用してオリジナルの品物を贈れば、よりいっそう特別感を感じられ、記憶に残るギフトとなるでしょう。
名入れ刺繍 今治タオル 赤ハンドタオル
友人や知人、取引先の人など、普段お世話になっている人にちょっとした還暦祝いを贈りたい、プチギフトでさりげなく感謝の気持ちを伝えたい、といった場面もあるでしょう。そんなときには、実用的で、相手の好みがわからないときにも贈りやすいタオルがおすすめです。
メッセージや名前を刺繍で入れてもらえるものなら、ささやかながらも気の利いた記念の品になります。肌触りのよい上質なものでも、ハンドタオルなら2,000円台でオーダーすることもできます。
還暦祝いを贈る際は、熨斗（のし）とメッセージカードも忘れずに！
家族など身近な人に還暦祝いを贈る際も、慶事における贈り物や贈答品にあたるため、マナーとして熨斗をつけましょう。
熨斗は「蝶結び」（花結び）の水引を選び、できれば水引の色は還暦のテーマカラーである赤色にちなんだ「紅白の水引」がベストです。表書きは「還暦御祝」が一般的で、「祝還暦」や「御祝」などでもよいとされています。
またメッセージカードを添えて、日頃の感謝の気持ちやこれからも健康でいてほしいことを伝えましょう。メッセージの内容は形式にこだわりすぎず、自分の言葉で伝えることを心がけると、より丁寧で心のこもった贈り物となります。
近年では熨斗に、「ありがとう」や「感謝の気持ちを込めて」などのメッセージを入れるケースも増えています。プレゼントを購入する際、そうしたサービスがあれば活用してみるのもよいでしょう。
還暦祝い選びに迷ったら、伝統工芸品がおすすめ！
還暦祝いにおすすめのさまざまなアイテムをご紹介してきましたが、「それでもまだ迷う……」という方がいらっしゃるかもしれません。そんなときには、実用的かつ生活をより豊かにしてくれる伝統工芸品の中から選んでみるのはいかがでしょうか。
確かな技術で作られ、歴史に裏打ちされた信頼感のある伝統工芸品は、大切な人への特別な贈り物に、また格式を重んじる方や目上の人への贈り物に、品格の高いギフトとして最適です。
伝統工芸品の贈り物を探すときは、ハレトケギフトがおすすめです。ハレトケギフトでは特別な日の贈り物に最適な伝統工芸品を数多く取りそろえています。気になる方は、ぜひ覗いてみてください。